前職で専門職として不動産関連のお仕事を多く経験させて頂いた関係で、フツーの行政書士とは違った知見を多く持ち合わせています。
民泊関連のお仕事では、行政書士としては直接的には旅館業法の許可や届出(民泊新法施行後)で関わることになろうかと思いますが、物件を新規で取得し、ビジネスとして民泊を始める方のコンサルティングも行なっています。
民泊に限らないのですが、一般に投資用不動産、住宅として購入を検討している方もそうですが、南向きで角地、角部屋が良いとされているのはご存知の通りだと思います。
たまた見つけたヤフーの記事ですが、これ読んでみてどうでしょうか?
南向き角部屋のメリット・デメリットが整理されているーようにみえるー記事です。
・南向きの窓からは朝日が入らない
・昼間の日照時間の長さゆえ夏は暑い
・同じ広さ、間取りでも価格や家賃が割高になる
上記3点が「落とし穴」らしいです。
方角的に考えて朝日が入らないのは当然ですね。東から太陽が登りますから。日照時間が長いから夏は暑い。どこが落とし穴なのかと思いますが、これも当然。同じような物件でも、価格が割高。割高になるということは価値があるということですよね。
構造や立地は後からどうにかなるものではありません。
マンションの躯体には手を入れられませんでしょ。地形は最初から決まっています。
だからこそ価値があって、投資物件として考えたときは高く貸せるわけです。
さてさて、民泊投資も不動産投資もそうですが、いい物件の条件、購入する場合でも、貸す場合でも、民泊にする場合でも、業界の方々なら誰でも知っているような、”コレは!!”という物件って共通しているのです。
今回のブログのタイトルである、「南向きの角地、角部屋がいいなと皆思っているのですよ。ということは。。」なのですが。
一般の方だけではなく、同じ不動産業界の方々も同じように、”いいな”と思っています。
ということはですよ。
一般の方よりも情報が早く確実に入ってくる業界の人が先に優良物件を確保することになるのです。
業界にいるのだから当然といえば、当然ですよね。
つまり、公の市場に登場する物件は、業界の方々からスルーされた物件と言い換えることもできます。
極端に思えますか?
これ、実際に業界の方がおっしゃっていたとこですし、こういったことは何も不動産業界に限ったことではないですよね。
どうしたってイイ情報が入ってくれば、自分たちで先に手をつけたくなるものです。
民泊投資を考えている個人あるいは事業者も、不動産にはこういった特性があり、市場に流れている「民泊対応物件」は、業界の方々がスルーした物件である可能性も認識しておくと同時、ここからが大切!
不動産会社さんと親しくなるのも、民泊投資を始めとする不動産投資に「勝つ」コツだと知っておいて欲しいと思います。
これが今回のブログでお伝えしたかったこと。
不動産投資って、セミナーがたくさんありますでしょ?
勉強しましょう、みたいな。
だけれども、勉強なんかしなくたって、不動産投資で成功している人、たくさんいますからね。
勉強のための勉強にならないように気をつけたいものです。
勉強のための勉強というと、ごく最近、「キラキラ起業女子」が話題になっているそうですね。
キラキラ起業女子についても一家言あるので、次回はそれについて書いてみます。
創業支援と資金調達に強い行政書士阿部隆昭