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収益物件は誰でも欲しい、それが「相続」で手に入るなら|行政書士阿部総合事務所

October 17, 2013
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約 3 分

 

「自分の持ち物になったけど、結局は持ち出しになってしまう」、などという以外は、賃貸アパートなどの収益物件は、誰にとっても欲しいものかもしれません。

更に利回りが良かったりすれば、尚更です。

 

書店にいけば、サラリーマンでも不動産投資で儲けようと言った内容のものも多く出版されています。

実際のところ、不動産業界に疎い一般人がサクッと儲けられるかというと疑問です。

そういった書籍の著者は、業界で長いことやってきたとか、不動産金融を経験したとか、多少なりともノウハウの蓄積がバックグラウンドにあったりしますもんね。

 

収益がうまくまわっている物件を手に入れるのが一番いい。
しかも、自分の持ち出しなしに。

 

そうはいってもある日突然、どこかの誰かが、そんなウマい話しを持ちかけてくれるケースはないので、それを現実のものとする唯一の手段は「相続」しかないかもしれません。

今まで賃貸人(オーナー)だった被相続人になり代わって息子がオーナーに。
息子の持ち出しはゼロです。
でも、毎月の賃料は今までどおり入ってきます。

 

息子さんがサラリーマンなら、憧れの不動産賃貸業になります。
場合にはよっては、その賃料を原資としてサラリーマンを退職し新たな展開へ、という方も現にいらっしゃいました。

相続人達の人生を変える機会になる「相続」ですが、複数の相続人となると事情は一変する可能性があります。

 
相続が「争族」になるのは、相続財産に収益物件が含まれいている場合が多いんです。

ついこの前まで仲良くやっていた親族が、「争」う「族」になるのは、何を争っているかというと、この機会に取得できる財産の多寡を争っているんですね。
そうじゃない、例えば感情の問題も大きな要素の一つですが。

 

「他の相続人よりも自分のほうが多くもらえて然るべき」、とか、「株式ではなく不動産を相続すべきなのは私なんだ」とか。

この争いを予防できるとすると、それは生前に対策を施しておくことが必要です。
亡くなってしまった後では、どうしても相続人間の話し合い、つまり遺産分割協議で決着をつけるということになってしまう。

 

 

収益物件を所有している方は、「争族」のタネを抱えているとも言えます。
遺言書に書き残したり、生前贈与を利用したり、保険を活用する等、方法はいくつかありますので専門家に相談することをお勧めします。

 

 

About The Author

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。