おはようございます!
”これだけエンディングノート関連の書籍が発売されているのは、社会が必要としている証拠”
とは必ずしも思っていません。
『終活』に対するメディアの取り上げ方、出版社の事情などさまざまな要素が関連しているのでしょう。
一方で、遺言書とエンディングノートとの優劣についての記述なども目立ってきました。
エンディングノートを書いても意味がない
もちろん、さまざまな意見はあっても良いとは思います。
ある事柄について、意味があるのか?ないのか?
どこに意味を見出すかによって評価は180度変わってしまう。
エンディングノートを書いても意味がない、といったことを聞き及ぶときは、大抵、遺言書との比較による場合が多いですね。
遺言書とエンディングノートとの根本的な違い
遺言書が持つ役割や効果、エンディングノートについてのそれ。
全く異なる部分もありますし、重複している部分ももちろんある。
遺言、エンディングノートに限らず、どちらかを否定することで他方を持ち上げるようなことをしてしまうと、周りが見えなくなるのでしないようにしています。
遺言書を薦めたい側は遺言書が良いと言い、エンディングノートを書いて欲しいと思う側はエンディングノートを勧める。
もちろん全部ではありませんが、こういった傾向は間違いなくあります。
次回の講座では遺言書を取り上げるのですが、遺言書とエンディングノートの役割や目的の違いなどに重点を置くつもりです。
「分かりやすい遺言書の作り方」
などの視点も大切ですが、もっと先に知っておいて欲しいことがあるからです。
では。