仕事をしていると、
「どうしたらいいですか?」
と言われることも多いのですが、この言葉、少なくともビジネス関連では絶対NGワード。
言われた瞬間に、あ、考える頭を動かすことを放棄したんだな、と判断されます。
「どうしたらいいですか?」
と言われた場合には、
「逆にどうしたらいいと思いますか?」
と聞いてみてください。
「それがわからないから聞いているんです!」
と、返答があるならば、すぐに用事を思い出したふりをしてその場から離れた方がいい。
投入した時間が無駄になる可能性が極端に高い。
どうしたらいいですか?
と聴きたくなるときには、そこはぐっと我慢して、こう聞きましょう。
私は●●だと思うのですが、●●さんだったらこの場合、どうしますか?
見事に、自然な形でボールが相手に渡っています。
次の返答はこうでしょう。
「うーん、そうだな、自分だったら●●するかなあ」
頭に、自分の考えを持ってくるのが最大のポイントです。
自分の考え、相手の考え。
考え対決にできるのです。
別に対決しなくてもよいのですが。
「どうしたらいいですか?」
という、考え放棄、丸投げパターンとは全く違います。
行政書士阿部隆昭