その理由を尋ねることもせず、自分の感覚だけで即断し、「ダメじゃん」と口に出してしまうのはなんとも浅薄さが出てしまっているのですが、反射で「ダメじゃねーよ」と言い返した。
理由も付け加えたけれども、理解を超えていたようで頭が働いていないのはすぐにわかった。
総務系のセミナー登壇終わり、参加企業の代表者、従業員含め5名が列を作り、「名刺交換の練習をさせて欲しい」と。
そもそも名刺交換の練習なんてものが無駄だし、練習ならば社内で繰り返しやればいい。
なぜ??とは思いつつも、登壇終わりであるし、諸所の事情で受け入れた。
私の名刺5枚が出ていき、その企業の名刺5枚が残った。
企業側とすると、総務部に発注すればなんの感覚もなくデスクに届く。
だけれど、名刺1つでもコストがかかっているわけです。
無駄な練習のために無駄費用を使わせているんだ、というアンテナがそもそも働かない。
SNS時代なので、そもそも名刺がなくても情報交換が可能であるし、インターネット上には名刺以上の情報量がある。
それに記憶に残る方は、名刺交換しなくても頭の中に残る。
名刺という媒体そのものはこれからも残り続けると思いますが、私は使わないということ。
行政書士阿部隆昭