繁華街から一駅乗った住宅街。
街道沿いの店舗軒先でご支援先のイベントに参加しまして。
中休みということで徒歩圏内にあるラーメン店へ。
大まかな場所だけは教えて頂いたのですが、道を曲がったその先の道順までは分からずに、歩いていたご婦人に尋ねたところ。
「このあたりにラーメン屋さんがあると聞いたのですが。。」
「。。。あの角のことかしら。。美味しいかどうかは分からないけどね笑」
なにやら含みがありそうな言い方でした。
美味しいと聞いて探しにきたけれど地元に長いこと住んでいる方からすると評判はよくないのかしら。
そんなことを感じつつ、なんとなく探し当てて、シンプルなラーメンをオーダー。
これが、めちゃくちゃ旨い!
魚介系なのですが、あっさりとしていて、今まで食べたラーメンの中でもダントツ旨い。
どうして、近隣住民にあのように言われてしまうのか謎でした。
ただ思い当たるのは、具材的にシンプル過ぎでーもちろんメニューにはその旨がしっかりと明記されていますー、年配の方が想像するラーメンの具たちとは違うのでしょう。
麺が多少少ないのもあるかもしれませんが、”こだわり麺が少しだけ”というものではなく、標準の範囲内。
私としては、十分に適量。
イベント会場に戻り、他の出展者の方に、●●で食べてきたと伝えたところ。
「あの店、美味しくないでしょう」
、と。
その土地に長年住んでいる70代女性です。
不評の理由は、具材の少なさのようでした。
といっても、それはメニューに書いてあるんですよね。
住民の移動が少ない地域では、当然、人との関係も固定されます。
さらに、その土地独特の気質というものもあるでしょう。
例えば、新しいものを受け入れない土地柄、とかですね。
購入したものや、購入したサービスが正しかったどうかを確かめるのはヒトの性でして。
グルメサイトで評価を確認したところ、高評価。
ネットではなく、店舗周辺エリアの口コミで悪評が立ってしまうと、その地域住民はサイレントで離れていきます。
もちろん、ネットからの集客だけで経営がうまくいくことは十分にありますが、地元のチカラを利用できるのであればプラス方向に利用しまくりたいですね。
地域の口コミは広告費が不要で、爆発的な効果を生み出すことが出来るから。
今回のようにマイナス方向に働くこともあるのが口コミの怖いところ。
口コミを凌駕するほどの圧倒的旨さがあればお客さんは入る!
というものではないですから。
あの店、美味しいのになんでお客さんが入らないんだろう?!
という事例はいくらでもあります。
行政書士阿部隆昭