いい看板だなあと思ったときは、記録として写真に残すようにしています。
「いい看板」というのは、看板のレイアウト、色づかい、記載内容だったり様々。
今回の看板は、支援先近くで見つけた中国料理屋さん。
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食べてみたくなる、またここなら健康に良さそうと感じてもらえるキーフレーズが散りばめられていますね。
❶「スープを飲み干せるぐらい、健康的なスープがある」
私自身はほぼラーメンは食べないのですが、塩分摂取過多になりそうなのでスープは残そう、っていう感覚ってありますよね。
そこにフォーカスているわけです。
飲み干しても大丈夫なんです。なぜなら健康的な工夫がなさているから。
直感で抱く「感覚」に答えを出しています。
そして、
2「伝説の坦々麺が蘇りました。日本一有名な裏メニュー」
もちろんポイントはこの「裏」ですよね。
日本一有名なメニューなら、それは伝説にもなるよねって思うのですが、この場合は「裏」なので、まずここで”フック”にかかる。
フォントの大きな文字の二つが感情を刺激したところで、さらに
③「胡麻の抗酸化作用。アンチエイジング効果。」
④「くるみの効能。健康維持・増進効果」
⑤「完食できる喜び。スープを飲み干せる塩分量」
の三つが畳み掛けてきます。
❶で「健康的なスープ」が、撒かれているので、③と④はすんなり入ってきますよね。
❷「スープを飲み干せる」は、⑤と関連しています。
⑤で私たちは気づかなかったけれども、こう思い出すわけです。
”あ、そうだよなあ。完食したいと思っていても、塩分が気になるからいつも残していたんだよなあ。塩分さえ気にならなければ完食してみたい。”
看板一つで、顧客の不安や期待や潜在的欲望を解消なり顕在化している。
お店のスタッフが説明しているのではなく、顧客が勝手に読んで勝手に解釈してくれるのでお店のリソースも最小化できる。
「A型看板」は活用次第では、新規顧客獲得などにも効果を発揮するツールになります。
行政書士阿部隆昭
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この「A型看板」も「小規模事業者持続化補助金」の対象経費となりますので、購入資金を補助されます。