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ビジネスシーンでの「もちろん」、は使うべきなのか?|行政書士阿部総合事務所

February 27, 2025
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結論からいいますと、ビジネスシーンでの「もちろん」という言葉は不要だと考えています。

もっと言いますと、有害でさえあると。

というのも、「もちろん」に続く言葉として、

「もちろん、そんなの決まってるじゃないですか!」

「もちろん、弊社にとっては当然のことです、いまさら何を言うのですか!」

といった

言語として表れていない、隠れている言葉を連想させるから。

「もちろん」を言われた側は、「あっ、当然のことを聞いてしまってすいません。。」といった印象に少なからず陥ることになります。

「もちろん」に続く言葉、続くであろう隠れている言葉は、表面に出さなくてもいいし、他の言葉で言い換えができるはず。

さらに、「もちろん」は、「もちろん」を言う側にとって当然のことだけれど、「もちろん」を言われた側にとっては当然のことではなく、コミュニケーションとして双方で対等の関係性を、一方的に奪うことになると私は考えています。

例えば、あるサービスの契約の際に、

「このサービスですが、例えば「A」という事態になったときに同じようにサービスは受けられますか?」

といった質問をしたとします。

質問者は、わからないから、だから尋ねています。

それに対して、

「もちろん、Aになったとしてもサービスは受けられます」

と言った場合。

「もちろん」を言わずに、例えば。

「ありがとうございます。よく疑問に思われる方がいらっしゃるのですが、「A」という事態になったとしてもサービスは同じように受けられることになりますのでご安心ください。」

前者と後者、どちらが「もちろん」された側の心象が良いでしょうか?

私は、後者だと考えています。

ですので、ビジネスシーンだけではなく、日常会話としても「もちろん」を排しています。

もっと”すごい”方は、「もちろん」のダブルで、「もちろん、もちろん!」とされる方も珍しくありません。

顧客は、サービス提供者に何も言わずに、サイレントに離れていきます。

今回は、あくまで私自身は「もちろん」はビジネスシーンでは要らない、と考えているだけで、「もちろん」で問題ないとされる方を否定するものではないです。

行政書士阿部隆昭

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行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。