ピンチをチャンスに、といったら途端に紋切り型になってしまいますが、YouTubeの関連動画で流れてきて驚きました。
「鳥肉店なのに一見すると肉がない」というタイトルに惹かれて観たところ、陳列ケースが故障してしまい修理に300万円もかかってしまう、と。
この際、辞めてしまおうかと思っていたところ、同じ商店街の事務員さんが陳列ケースに入れる商品のチラシを作ってくれたそうです。
その結果、
注文ごとに切り分けるため、廃棄する肉が減った
陳列ケースの電気代が不要
といったメリットがあったとのこと。
売上金額は変わらなかったので、利益が伸びたということで、結果的に陳列ケース故障を商機に変えたということですね。
意図して取り組んだわけではないけれども、止むに止まれず行った取り組みが功を奏すということはママあることで。
弊所のご支援先の企業ですが、インバウンドビジネスに精力的に取り組み、メディア露出も成功し、さあこれからというときにコロナ禍を迎えたケースがあります。
その後の事業の進捗はこちらに書くことができませんが、創業当初とは全く異なるビジネスモデルを構築し、圧倒的な成長途中にあります。
コロナ禍は誰にも想定できない、しかもほぼ全業種に影響がある途轍もない外部環境の変化ですが、それにどのように対峙するかも経営力が求められる場面ですね。
今回のお肉屋さんのように、事業者同士の繋がりというのも今まで以上に大切になってきました。
ライトな感じの仕上がりの動画になっていますが、学ぶべきことは沢山ありました。
行政書士阿部隆昭