相談技法といってものがあって、ADRの現場で利用されてたりします。
講学として確立した「技法」。
相手の話しを繰り返してみたり、
一旦、同調してから話しを続けたり
といった感じです。
「技術」なので使いこなすには一定のトレーニングが必要で、ADR研修はそれの習得を目的の一つとしています。
例えば、一般の方が相談に来たとして。
まあまあそれは、論点を時系列で組み立ててお話しするなんてことは普通出来ませんし、また、それを期待してもいけないです。
相談を受ける側としてみると、相談者に気持ち良く話しをしてもらい、その話しの中から問題となっている点や、解決の糸口や具体的な解決策などを見つけるといったことをする訳です。
そう。
相談技法の終着点はそこにあります。
ということは、専門職でしたら全ての人が一定程度の「技術」は身につけている必要がある。
「技術」とする以上、汎用性があって伝承できるものであることが必要です。
その意味での技術ではないけれど、生まれついてそれが身についている人っているんですよね、数は少ないと思いますが。
昨日、生来の「技術」者三人でお茶していたときにそんなことを考えていました。
一人は、ある研修でたまたま隣りの席になった行政書士の先生。
なんでもお話しする気にさせてしまうような
柔らかい雰囲気を持った、魅力あふれる先生。
研修自体は??だったけど、その研修がなかったら知り合うこともなかったと思う。
若干めんどくさかったけど研修でて良かった、ホント良かった。
会場は駅から遠いし、空調が悪くて気持ちわるくなったけどがんばってよかった
もう一人は、昔からの仲間である司法書士の先生。
知識も正確で、柔軟な対応ができて、法律家らしく譲れないラインも持っている。
安心して「丸投げ」できる先生(笑。
仕事ぶりについてはもちろんだけど、人間としても尊敬できる人。
「技術」者の最後のメンバーは、私。
あまり自己主張する機会がないので、たまにはね。