中小企業振興平成29年7月15日号に、『卒業生が語る、家業を継ぐと決めた瞬間』というタイトルの記事が掲載されておりまして。
とても素晴らしい内容だったのでシェアします。
事業承継ブーム、と言われることがあるほど、支援者側ではちょっとした話題になっていまして。
事業承継を対象とした補助金もあるぐらい。
中小企業大学校で開催されたタイトルのセミナーでは、当事者を招いて経験談という形で事例を紹介されたようです。
建設資材卸売会社の長男で現在専務取締役の方。
同校の後継者育成専門プログラムに自社の沿革の理解と経営理念の分析があったそうです。
「創業以来の父の思いや苦労について、研修の課題だった社長ヒアリングで初めて知り、嫌悪していた父に感謝の念が芽生え、より事業承継に前向きな気持ちになれたことを収穫とした。」
実際に当事者になってみて初めて理解することって多いですよね。
随分と前に廃業してしまいましたが私の父も事業を営んでおりました。
現在の私の行政書士業務とは全く畑違いではありますが、経営者であり個人事業主であるという点では同じ。
毎月定期的な収入が入ってくるわけでもなく、何もしなければ何も入ってこないという状況の辛さや楽しさ、しんどさは今ならわかります。
ですが、当時は分かりませんでしたし、分かろうとしませんでした。
「当初は渋々受講していた」という意識にしろなんにしろ、セミナーや研修という機会があったからこそ経営者である父の思いに気づくことが出来たわけでして。
そう考えると、創業や起業のご支援をしている側としても、改めて仕事の意義深さを感じます。
WEBで公開されていますので中小企業振興をぜひ読んでみてください。
http://www.smrj.go.jp/ebook/shinko/20170715/html5.html#page=1
事業承継の記事は4ページ目の右上です。
創業支援と資金調達に強い行政書士阿部隆昭