非営利で任意に団体活動を行っている方は、こんな疑問を持たれるかと思います。
この他に、現在は、公益社団法人などの分類もあり迷うところです。
そうそう、行政書士会に二つ成年後見団体のうち、
ヒルフェは公益法人、コスモスは一般社団です。
「公益法人は一般法人とは何が違うの?」って聞かれたときに、(まあ、普通の方はそうそうないと思いますが)公益法人の方がランクが上と答えちゃっていいと思います。
公益法人は、一般法人が公益認定を受けて初めてなるもの。
いきなり公益法人は作れないんです。
一般法人を設立してから公益認定です。
この公益認定、なかなかハードルが高いです。
ロールプレイングゲームのように経験値を積むとか、アイテムを集めるとかして公益法人に進化するみたいに簡単にいきません。
公益法人法に規定された認定基準に適合する必要があります。
一般社団・一般財団の最大のメリットは、登記のみで設立できるということです。
行政庁の許可・認可などという話しにならないので迅速性は高いですね。
そして、行政庁の監督を受けることもないし、報告義務もないのも魅力。
NPO法人、ホントに多いですよね。
メリットは、知名度は上がってきていますし、NPOっていると割と良いイメージがあるということでしょうか。
監督官庁の認証を受けているということも社会的信用を得るにはプラスに作用します。
その代わり、一般社団などとは違って設立までの期間が長いのが最大のデメリットになってしまうかもしれません。
あらかじめ余裕を持ったタイムスケジュールを組んでいるなら問題ないんですが、行政庁の認証が絡んでくると予想外に時間がかかったりするものです。
結局、自分たちの活動の規模によって一般社団やNPOなどの類型から将来あるべき形を選択することになるでしょう。
活動規模が大きく寄付金もたくさん、といった団体のであれば将来の公益認定をにらんで一般法人を選択することになるでしょうし、小規模続けたいというならNPO法人を設立。
この辺りのことは、団体の現状や将来のビジョンに則して決定することになるので見極めが大切。
ある問題なり懸案なり課題があったとき。
人の集合体である「組織」も、単体である「個人」
も、『どうしたいのか』が明確でないと、それにピッタリのアドバイスもしにくいものです。