開業当初、遺言書・遺産分割協議書作成など相続関連業務をメインにスタートしました。
司法書士事務所勤務時代に慣れ親しんだ業務であるため何の不安もなく受任できるから、というのがその理由。
やりたいこと、できること、人との出会い、様々なことがあり、主力業務も絞られてきました。
「あべさんはいろいろやり過ぎてて、何屋だかわからないね」
なんて揶揄されて時代も懐かしい。
方法は2
パターンあるかと思う。
意図して業務を絞り込む方法が一つ。
もう一つは、手を拡げながら自然と絞り込まれるもの。
僕は明らかに後者。
「この仕事できますか?」
と聞かれたときには、「できますよ」と答えることがほとんど。
その流れの中で、徐々に業務が絞られてきた。
それが、現在精力的に取り組んでいる補助金申請に代表される中小企業支援業務。
セミナー講師として登壇した回数も、遺言やエンディングノートなどの終活関連よりも創業スクール、契約書作成、補助金などの中小企業支援業務がはるかに多い。
現実問題として、終活関連業務に割く時間も少なくなってきました。
今月で二つの業務に区切りをつけました。
一つは、終活関連のボランティア。
ある公的機関から委託を受ける形だったのですが、時間的に難しい。時間が取れたとしても、他に取り組みたい業務がある中でもボランティアは、いきおい”ボランティアしてあげている”という心持ちにもなりがちで、これは双方にとって良くない。
一年以上続けてきたこの「仕事」は今月限りで引退。
そして、もう一つ。
所属していた後見団体を退会しました。
現実問題として時間が取れないというのも理由の一つ。
しかし、この退会については他にも理由はあります。
ここに書くことはしませんが。
何れにしても後見については業務として行うことはありません。
残念な気持ちは全くなく、晴々とした気持ち。
行政書士として、会社経営者として生きていく以上、必要な選択であることに間違いありません。
お客様や仲間の行政書士からの後見関連の相談には乗ることが出来ますが、直接受任することはもうありません。
解決支援コンサルタント野獣系行政書士阿部隆昭