世の中に、◯◯士とついた職業はたくさんあります。
弁護士、司法書士、行政書士、税理士、◯◯士。。。
国家資格であるもの、認定資格であるもの。
国民の困り事のレベルによっては、国のライセンスが必要となり、そのライセンス取得の難易度にも差が設けられている。
捉え方はさまざまですが、◯◯士について、こういった面があるのは事実です。
認定資格はともあれ、国家資格である「◯◯士」といった専門職に業務を依頼するときに気をつけたいことは実はたった一つです。
それは。
全て話す
なぜかというと、一見関係ないだろうと思える事柄でも相互に関連していることが珍しくないのです。
依頼者の側で「これは話さなくていいだろう」と判断し、伝えることすらしないのが一番よくありません。
相談を受ける側にとっては、依頼者ご本人ではない以上、依頼者から頂く情報が全てです。
全ての情報を話した結果、相談内容に関係があるかないのか「判断」するのは、依頼者ではなく相談を受ける側なのです。
といっても。
何から何まで全てをお話して欲しいと思っても、「全て」のレベルが難しいですよね。
なので、◯◯士には依頼者が「話そうか迷っている」、あるいは「気づかないポイント」などを吸い出すようなスキルが求められます。
それも高い次元のものが。
”あとからこれも話してくれればよかったのに”と専門職が言えば、
”じゃあ、聞いてくれれば答えたのに”と依頼者が言う。
こういった状況になるのが最も良くないケースです。
それを避けるためには、必要なことを依頼者から聞き出すための「話法」といったスキルが専門職にあったほうがよいかもしれません。
しかし、最も大切なのは問題解決のための、
「知識・知恵の引き出し」がどれだけ多いか。
引き出しが多ければ多いほど、解決パターンをいくつも提示することが出来るでしょうし、より信頼感を持って伝えることも出来るでしょう。
専門職は、依頼者に聞くべきことは「全て」聞き、
依頼者は、聞かれたことについては「全て」答える。
先ほど、「全て話す」ことが国家資格である「◯◯士」に業務を依頼するときに気をつけたいことだと書きました。
しかし、これは不正確です。
正しくは、こうです。
聞かれたことは全て話す