【第1章|LDAMは、補助金という“制度の海”を渡るときに、自らの未来を舵取りする存在であってほしいという願いから】
「なぜそれをやるのか?」
補助金申請の現場で、この問いが真正面から語られることは、案外少ない。
どの制度が有利か。どの書き方が採択されやすいか。
多くの相談は、戦術レベルにとどまりがちだ。

しかし、私は思う。
事業において本当に問うべきは、「なぜその未来を選ぶのか?」という構想の部分だ。
——誰が決めたかわからない制度の枠に合わせて、事業計画をつくる。
——「採択されること」が目的化され、本来の志が薄れていく。
それが悪いわけではない。
ただ、私はそういう相談を何千件と受けてきた中で、
「制度に合わせた人生を生きること」に、どこか違和感を覚えたのだ。
本来、補助金は、事業という“物語”を推進するための燃料である。
その物語は、誰かに書かれた脚本ではなく、あなた自身が語るべきもの。
だから私は、制度ではなく**「構想」から支援する**という方法を選んだ。
それが、**LDAM(LinkDrive by Abe Method)**の原点である。
【第2章|LDAMとは何か?制度の“消費”ではなく、価値の“創造”へ】
「制度に合わせる」ことに終始するのではなく、
「制度を活かして、未来の意味を描きなおす」ことを支援する。
それが、LDAM(LinkDrive by Abe Method)の思想です。
● 名前の由来
- Link:経営者の想いと未来をつなぐ
- Drive:外からの力ではなく、自らの意志で動かす
- Abe:阿部隆昭としての思想と方法論
- Method:思いつきではない、体系だった支援の型
私は行政書士として、補助金支援に関わる多くの現場に立ってきました。
でも、ある時から違和感を抱くようになります。
「この人は、本当にこの事業をやりたいのか?」
「採択されたら“燃え尽きてしまう”のではないか?」
そう思わせる申請が、あまりに多かったのです。
補助金が目的化し、事業の魂が置き去りにされる構図。
それは単に、申請書の書き方や制度の選び方だけでは解決できない問題でした。
● LDAMの3層構造
LDAMは、単なる補助金支援を超えた**“構想支援”**として、以下の三層から構成されます。
1. 機能的価値(Functional Layer)
- 制度の選定、採択要件の整理、申請書の形式支援
- AIによる分析も併用し、精度とスピードを担保
2. 情緒的価値(Emotional Layer)
- 「自分は何をしたいのか?」という迷いや不安に向き合う
- コンサルでもコーチでもない、「伴走」としての支援
- 書類の裏にある“言葉にしきれない想い”の翻訳作業
3. 構想的価値(Conceptual Layer)
- 事業の背景にある「生き方」「信念」「物語」を再発見する
- 補助金に“合わせる”のではなく、補助金を“活かす”視点へ
- 他者と比較しない、自分だけの未来の輪郭を描くプロセス
「人に言われたから」ではなく、
「自分がやりたいから」行動する。
その軸を取り戻すこと。
それがLDAMの真の支援内容です。
【第3章|なぜ“構想的価値”が必要なのか?】
補助金が採択されたのに、どこかに違和感が残る。
期待していた未来が、なぜか手応えを伴わない。
そんな声を、何度となく聞いてきました。

採択されたらすべてが変わる——はずだった。
でも、実際はそのあとが苦しかった。資金はあっても、ビジョンがなかった。
計画は立てたのに、心が追いついていなかった。
私は、その根本的な理由を「構想の欠如」だと捉えています。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金……
制度の選定や申請ノウハウはもちろん重要です。
しかし、それだけでは経営は動きません。
補助金を獲得すること自体は、航海に出るための“船”を手に入れたというだけのこと。
その船でどこへ向かうのか、なぜその航路を選ぶのか。
そこが描かれていなければ、進みながら迷い、やがて座礁します。
● 構想なき支援の“副作用”
構想を欠いた補助金活用には、次のようなリスクがあります:
- 制度の都合に合わせて、やりたいことを歪める
- 数字だけの“実績報告”に追われ、事業の本質が霞む
- 補助金依存になり、次の一歩が出せなくなる
制度に“翻弄される経営”ではなく、
制度を“活かす経営”への転換。
そのために、「構想的価値」から補助金を設計するという発想が必要なのです。
● LDAMは「事業の魂の再発見」から始める
LDAMでは、まずこう問いかけます。
——「なぜ、あなたはその未来を選ぼうとしているのか?」
経営者が語りづらいこの問いにこそ、
その人らしい“意味”が宿っています。
この問いは、採択のテクニックではありません。
事業を「生きた言葉」として語れるようにするための、土壌づくりです。
AIが支援するのは、あくまで構想に輪郭を与える手段。
人間の想いという“種”がなければ、AIは動きません。
「構想なき戦略は、進路を失った船」
だからこそ、構想的価値から始めるのです。
【第4章|物語を“見せられる側”から、“共に編み直す側”へ】
「計画書」は、単なる事務書類ではありません。
それは、自分がこれから歩もうとする未来への宣言書です。
けれど多くの場合、その計画書は他者の目線、
つまり制度や審査員の視点に寄せて書かれます。
「こう書けば、通りやすい」
「こう構成すれば、形式として整う」
それ自体は悪くありません。
でもそれだけでは、自分の未来が“誰かの都合”によって語られてしまうのです。

物語を見せられる側で終わっていいのか?
本来、あなたの事業は、
あなた自身の言葉で語るべきものです。
● 経営とは、物語を編み直し続ける営み
LDAMが重視するのは、事業計画ではなく事業物語。
数字と構成ではなく、問いと意味。
制度への適合ではなく、あなた自身の納得。
その物語を、制度の支援を受けながら、自分らしく書き直していく。
それが、**経営における「構想的生き方」**です。
● LDAMは「共著者」であり「伴走者」
行政書士としての私の役割は、書類作成の代理人ではありません。
あなたの物語に共に入り込み、構想を言語化し、形にしていく共著者でありたい。
そして、事業が揺れそうになったとき、
「なぜ、私はこの未来を選んだのか」を思い出せるように、支える伴走者でもありたい。
補助金は、物語を“始める”ための燃料。
そして物語の主役は、いつでもあなた自身です。
【第5章|結び:この支援に、価値を感じる人へ】

もしあなたが今、
補助金の情報に埋もれていたり、
経営の選択に迷っていたり、
「制度に合わせること」に疲れているとしたら。
一度、立ち止まって問い直してみてください。
——私は、なぜこの未来を選びたいのだろうか?
——私は、どんな物語を生きたいのだろうか?
LDAMは、その問いにともに向き合うための支援です。
あなたの構想に寄り添い、制度を味方にする知恵を共に描きます。
「構想を軸に、制度を選ぶ」
「他人の脚本を生きるのではなく、自分の物語を編み直す」その選択をしたいあなたへ。
LDAMは、あなたの共著者になります。

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