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「補助金がもらえたら事業をやってみよう」が成功しにくい理由|行政書士阿部総合事務所

August 22, 2020
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約 2 分

補助金が貰えたら。

という思考に問題があると考えています。

この場合の補助金は、その取り組みをするために必要な資金調達という理解で使いますよね。

 

お金があったらやってみたい!

 

では、なかったら?

 

なかったらやらないわけですよね。

お金がなくても、どうしてもやりたい!

「補助金がもらえたら事業をやってみよう」

という思考パターンの場合には、つまり、今やらなくてもいいわけです。

いつでもいい。

お金がある、という不確実なことに事業のやるやらないをかけているわけですから。

 

ある取り組みをしようと考えたとき、それが今でなければいけないのか、条件が揃ってからでもいつでもいいのか。

これを意識的に切り分けておくことはとても有益です。

 

補助金がなくても、どうしても実現したい未来があるので、そのために●●の取り組みが今必要なのです。

 

このあたりのストーリーの流れ方は、スマートだと誰もが感じるはずです。

補助金審査の際にも無理がない。

 

補助金が貰えたらやる、といった場合には、では、補助金が不採択であった場合はやらないのですか?

という問いに常にマイナス回答をせざるを得ない状況。

 

補助金審査という狭いところで検討してみても、明らかに前者が心証は良いですね。

 

補助金が貰えたら事業をやってみようと考えを持っている事業者の方はぜひこの視点で一度検討してみてください。

行政書士阿部隆昭