経済産業省が提唱している「おもてなし認証」制度をご存知ですか?
おもてなし認証とは?
https://www.service-design.jp/about/
サービス産業は今や日本のGDPの約70%を占めるとともに、地域雇用を生み、地域に住む人々の暮らしを支える経済の柱です。地域経済、ひいては日本経済の発展には、このサービス産業の活性化と生産性の向上が不可欠です。
しかし、サービスは「その場・その人」が受ける一度きりの、それ自体は「目に見えない」ものです。このため事業者が高品質なサービス提供を行っても、それを付加価値として価格に転嫁しづらい現状にあります。日本全体のサービス産業の底上げをはかるためには、高品質なサービスに対して、それにふさわしい評価が受けられる制度的な枠組みが必要です。
そこで、こうした現状を改善し、サービス品質を「見える化」するための規格認証制度として「おもてなし規格認証」が誕生しました。これまでの日本政府の検討をふまえ、民間規格としての運用を通じて、本制度は日本のサービス産業と地域経済の活性化を推進していきます。
いろいろと書かれていますが、サービス品質を見える化するための規格、ということです。
「高品質なサービスに対して、それにふさわしい評価が受けられる制度的な枠組みが必要」
ということですが、ホントにそうですね。
私たちのような専門職も役務供給型のサービス業。
物を販売しているのと違って、成果物であるサービスが目に見えにくいのが悩みのタネ。
ですので、公的機関が、品質の良いサービスを提供している事業者に対して認証を与えるのは嬉しいですね。
おもてなし認証の「紅認証」、「金認証」、「紺認証」、「紫認証」とは?
おもてなし認証制度は、以下の画像のように4つの種類に分かれています。
大きな違いは、認証を受ける際に費用がかかるかどうか。
一番上の、「紅認証」(くれないにんしょう、ではなく、べににんしょう、と読むそうです)だけが無償で認証を受けることが出来ます。
「自己適合宣言」と書かれているように、自己、つまり、認証を申請する事業者自身が”適合しているかどうか”を判断し、所定のチェック項目を満たすことにより認証が終了するのです。
セルフチェックですね。
おもてなし認証を取るとメリットあるの?
無料で取得できる認証なんて取得してなんの意味があるの?
と思われる経営者様もいらっしゃるかもしれません。
おもてなし認証のメリット1 IT導入補助金で必要になる。
こちらのサイトを見て下さい。
さらに、生産性を向上させる取り組みへ積極的にかかわっているかを確認するために
・「おもてなし規格認証 2017」(紅、金、紺、紫認証の いずれか)を取得しているか
・「中小企業等経営強化法」に基づく経営力向上計画の認定を受けているか(補助金の額が 80 万円以上の場合のみ)
こちらも確認いたします。「おもてなし規格認証 2017」を取得している場合には、交付申請時に発番された「登録番号」を記載してください。経営力向上計画の認定取得をされている場合には、認定番号を記載し、認定証を提出してください。
無料だから意味がない、なんてことはないのです!
さらに!
おもてなし認証のメリット2 なんとなくカッコイイ!
経産省の認証に自社の名前が載ります。
カッコイイです!
入り口に飾りたく成ります!
なのに、無料です。
おもてなし認証の申込の方法は?
以下の経済産業省のWEBサイトに入ります。
https://www.service-design.jp/about/
スクロールすると、下の画像が見えると思います。そして、矢印の登録手続きへをクリックすると無料の紅認証の登録手続きがスタートします。最初に登録したメールに本登録用のアドレスが記載されたメールが届きます。後は、表示される手続きにしたがって、入力や回答をしていくだけ。
自己適合宣言、セルフチェックですので、第三者機関ではなく事業者様自身が判断します。
本登録が済むと、「登録証」ダウンロード用URLが書かれたメールが到着します。
ということで、
行政書士阿部総合事務所が取得した「おもてなし認証(紅認証)」がこちらです。
登録から認証までの手続きはとても簡単です。
最初の申込登録から30分程度しかかかりません。
ぜひ皆さんもトライしてみてくださいね。
解決支援コンサルタント行政書士阿部隆昭