確か、開業前の時期だったと思うのですが、あるコンサルタントからこんな話を聞いたことがあります。
「経営したこともない奴の経営アドバイスってなんの意味があるの?」
と、クライアントから言われたと。
まず、”経営者でない人は、経営者の「気持ち」は分かりようがない”、というこの点は事実ですね。
つまり、そのアドバイスからは共感を生まない。
経営に限らず、当事者でなければわからないこと、知り得ないこと、ってありますよね。
アドバイスを受けた経営者層にとって、”それ”が響かない場合、経営もしたことないくせに何がわかるんだ!、という感情に傾きやすいんですよね。
ということを踏まえると、
「経営者である」というその一点で、ようやく同じ地平に立つことができるわけです。
その点を踏まえると、
「経営したこともない奴の経営アドバイスってなんの意味があるの?」
の発言も納得がいくわけです。