初めての補助金申請、ここだけは押さえて!
「補助金って、正直ハードル高そう…」
そう思われている方は意外と多い。
でも大丈夫です。
必要な準備を順序よくこなしていくことで、道はひらけます。
弊所は、これまでに多くの事業者をサポートしてきましたが、最初に気をつけるべきポイントは大体共通しています。
その三つとは?

①「もらえたらラッキー」ではダメ。「事業計画ありき」で考える
「補助金がもらえるなら、新しい設備を入れようかな?」
実はとても多い考え方なのですが、…実はこれはNG。
逆で、「この設備を導入すれば、事業がこう成長する」という計画が先にあって、そこに補助金を活用するのが正解。
審査する側も、「この会社は補助金がなくても前に進めるし、補助金を使えばもっと伸びる」と事業計画書から判断できる事業に補助金を投下したいのです。
補助金ありきで考えると、審査員に「この人、本当に事業をやる気あるの?」と思われてしまいます。
だからまずは、補助金がなくてもやるべきことを整理して、それを補助金で加速させる、というスタンスで臨むことが大切です。
② 締切ギリギリは危険!最低でも1か月前から準備を
「まだ締切まで1か月あるし、今は忙しいから後回しでいいか…」
そんなことを言ってると、気づいたら締切3日前!といったことに。
特に初めて補助金申請に挑戦する場合、事業計画を作っては修正し、といった作業に想像以上に時間がかかります。
さらに、見積書の準備や必要書類の収集等、いろいろやることが出てくるので、締切ギリギリに詰め込むと間に合わないことも。
目安としては、最低でも1か月前には申請準備をスタート。
事業計画書の誤字脱字や内容そのもののブラッシュアップのためには、余裕を持って見直す時間を確保しましょう。
③「審査員目線」を意識して書く
これは意外と見落としがちですが、補助金の審査は、補助金審査をする「有識者」が読むことになります。
当然ながら、審査員も人間。
読みにくい書類、何を言いたいのか分からない事業計画は、評価が下がる可能性も高くなります。
例えば、「この事業で地域の活性化に貢献します!」とだけ書いても、具体的な内容がないと説得力ゼロ。
「どのようなターゲットに、どのような方法でサービス等を提供し、どれくらいの効果が見込めるのか?」、補助金審査員に向けてここをしっかり書くことが大切です。
また、長すぎる事業計画も実はNGです。
一般に、文字の分量が多いほど詳細に説明していると思われがちですが、補助金申請書の読み手からしますと、分量が多いのは逆に危険信号。
冗長に説明されるよりも、できるだけ簡潔な記載が求められます。
ですので、補助金申請書のたたき台としては、多くの事柄を盛り込んで作成し、それを削っていく作業をしていくことでより採択率の高い申請書が出来上がります。
読み手である審査員を意識した申請書作り、ぜひ心がけておきましょう。
まとめ
✔ 補助金ありきで考えない。事業計画をしっかり練る!
✔ 締切ギリギリは危険。最低でも1か月前から準備!
✔ 審査員目線で、読みやすい書類を作る!
行政書士あべせんせーチャンネルの動画でも説明していますので、ぜひご覧ください。
行政書士阿部隆昭