第5回:ものづくり補助金申請にコンサルタントを活用するメリットとは?
はじめに
これまでの記事で、ものづくり補助金の概要や申請方法、よくある失敗例等について解説してきました。さて、実際に補助金申請を行うとき、多くの事業者が苦戦するのは申請書作成の過程ですよね。過去に補助金申請にチャレンジした方で思い当たる方も多いでしょう。
ここで検討すべき重要なポイントの一つが「補助金申請の専門家への依頼」です。特に補助金申請の経験がない場合、コンサルタントのサポートを受けることで補助金申請の「成功可能性」を大きく向上させることができます。

コンサルタントに依頼するメリット
- 申請書作成の質を大幅に向上させる
- 補助金申請の最大の課題は、審査基準を満たしつつ、補助金審査員に対して「魅力的」な内容に仕上げることです。
- コンサルタントは、公募要領を熟知しているため、申請書の各項目で「何が求められているか」を正確に把握しています。
- 曖昧な表現や不足している情報を的確に指摘し、改善案を提示することで、採択可能性の高い申請書作成をサポートします。
- 経営全般を俯瞰する視点と事業の強み発見を提供できる
- 採択実績の多さだけでコンサルタントを選ぶのは危険です。重要なのは、経営全体を俯瞰してアドバイスできるかどうかです。
- 経営に関する広範な知見を持つコンサルタントであれば、単なる補助金申請のサポートに留まらず、事業全体の強みと課題を整理し、最適な方向性を見出す手助けをしてくれます。
- 補助金申請の取り組みを通じて、自社の強みや今後伸ばしていくべき事業に関するアドバイスを受けることができる点も大きなメリットです。
- 時間と労力の削減
- 多忙な事業者にとって、申請書の作成にかかる時間を削減できるのは大きなメリットです。
- コンサルタントに依頼することで、資料収集や申請書の骨子作成、内容のブラッシュアップといったプロセスを効率的に進めることができます。
- 採択率の向上
- 過去の採択実績を持つコンサルタントであれば、どのような申請書が評価されやすいかを把握しています。
- 経験に基づくアドバイスにより、採択の可能性を高める戦略的な申請書作成が可能です。
- 最新の公募要領への対応
- 公募要領は毎年、公募回毎のように変更・更新されるため、過去の経験だけでは通用しないケースもあります。
- コンサルタントは最新の公募要領に即した内容を作成することで、申請者が不利益を被らないようサポートします。
- 事業計画の客観的なブラッシュアップ
- 経営知識豊富なコンサルタントが第三者の視点で計画をチェックすることで、申請者自身が見落としがちな申請書そのものの課題はもちろん、補助事業そのものが経営全般に及ぼす影響などもコンサルティングが可能になります。
- 論理的かつ分かりやすい説明にすることで、審査員にとって読みやすい申請書を仕上げることができます。
コンサルタント選びのポイント
- 補助金申請の実績が豊富であること
- 過去にものづくり補助金の採択実績があること
- 経営全体を見渡し、事業計画を包括的にサポートできること
- 申請書の作成だけでなく、事業計画のブラッシュアップもサポートできること
- 相談やアドバイスが的確であること
- 費用対効果を考慮し、適切な料金体系を提示できること
コンサルタントに依頼することで得られる効果
コンサルタントを活用することで、補助金申請の成功率を高めるだけでなく、申請者自身の事業計画をより実現性の高いものへと磨き上げることができます。特に、初めてものづくり補助金に挑戦する事業者にとって、コンサルタントのサポートは非常に有益です。

まとめ
ものづくり補助金申請において、コンサルタントのサポートを受けることは単なる申請書作成の代行にとどまらず、事業全体を見渡しながら最適な方向性を見出すための貴重な機会です。信頼できるコンサルタントに依頼し、採択率を高めると同時に、事業の成長を確実なものにしましょう。
行政書士阿部総合事務所は、東京都地域創業アドバイザーとして業種業態を問わず経営者層と面談をしています。また、創業塾講師として全国各地を回らせていただいている関係から、経営全般に対する知見も合わせて持っていることもクライアント様から高い評価を受けています。
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