補助金申請に取り組んだ経験がある方は、ご存知だと思います。
申請書の記載項目にある「事業計画名」
補助金審査をする立場の人たちに、端的に伝わるように書く必要があるのですが、これが意外に難しい。
補助金によっては、30文字などの制限があることが、慣れていない方にとってはより難しくしています。
そこで今回は、たとえば、「ものづくり補助金」を例にとって私が補助金申請書を作り上げるうえで気を付けているポイントを3つ紹介します。
1、文字数制限に近づけながら、具体的に書く!
「30文字以内で」などの文字数制限は必ず守りましょう。
これは大前提ですが、「文字数が30文字より少ない分にはいいだろう」というのもまた違います。
例えば、「革新的技術を用いた新サービスの開発」
といった事業目的名では、具体的なことが何一つ書かれていないために、補助金審査をする立場の人にとってみたら、この補助金申請の内容の予測がつかないですよね。
補助金申請書の「事業目的名」には、申請書全体の内容を照らして、それを端的に表す必要があります。
ですので、極端に簡単な内容よりは、文字数制限以内で出来るだけ記載内容を工夫すべきだと当職は考えています。
もちろん、簡単な事業目的名でも採択されないことはないでしょうし、事実、過去の採択実績を見ればそのような事例も散見されます。
だからといって、「事業目的名」は適当でいい、ということにはならないので、気を付けています。
30文字の制限の中、文字を入れ替え、専門用語を避け、工夫しながら文章を作り上げるのも、また楽しいものです。
2、事業目的名は最後に書く!
先ほどお伝えしたように、事業計画名は、補助金申請書の内容を全体を反映したものである必要があります。
ですので、補助金申請に取り掛かる最初の段階で、
「とりあえずこんな感じでいいかな」
などとしてしまうと、補助金申請書が完成した時の内容と照らし合わせると、微妙に食い違っていることは、結構よくあるんですね。
なので、事業計画名は、最後の最後に書くように私は気を付けています。
といいますか、専門的にご支援をしていますので、習慣になっていますね。
3、事業目的名を忘れないように印をつけておく!
「2」で触れたように、事業計画名を最後の最後に書くとなると、万が一にでも記載漏れがあっても困りますよね。
そこで。
私は、いつも赤い●●を付けて、記載漏れがないように工夫しています。
まだ書いていない、ということを自分で忘れなければなんでもいいです。
以上、私が補助金申請書を作るうえで気を付けている三つのポイントをご紹介しました。
行政書士阿部総合事務所では、ものづくり補助金、事業再構築補助金、小規模事業者持続化補助金などの補助金助成金申請のサポートを行なっています。
また、行政書士あべせんせーチャンネルで動画で解説していますので、こちらもよろしければご参考ください。