減量の話から、経営と人生を再設計するために
1. よくある質問、でも本質はそこじゃない
「どんなメソッドですか?」
「一気に痩せたんですか?リバウンドは?」
減量や体型維持の話になってしまうとき、流れでそうした質問を多く受けます。
ですが、今の私はそれらに詳しく答えることはしません。
なぜなら本質は、”「何をやったか」ではなく、「なぜそれを選んだのか」”にあると、はっきり分かっているからです。
2. 愛と恐れ──選択の震源を読み解くレンズ

私は近年、「愛」と「恐れ」という2つの動機で、あらゆる選択を見直すようになりました。
そしてそれは、減量や習慣の話にとどまらず、
経営や人生、そして自分自身との関わり方そのものに通じていると感じています。
● 恐れからの選択とは?
「“今の自分”に許可が出せなかった」
「このままだと誰かに置いていかれる気がした」
「何かを変えないと、存在を肯定できない気がした」
「行動していないと、自分を守れないように感じた」
このような思考に基づく行動は、「”否定や不安を避けるための“防衛的な選択”」です。
一時的な爆発力はあるかもしれませんが、その多くは継続できず、やがて反動が訪れます。
● 愛からの選択とは?
「この身体に、自分をちゃんと住まわせたい」
「未来の自分に、“ありがとう”と言える今を贈りたい」
「健やかで、意味のある時間を重ねていきたい」
「人生を整えながら進みたい」
こちらは、**自己信頼と尊重を出発点とした“育てる選択”**です。
静かだけれど、深く、長く続きます。
3. 手法ではなく、震源がすべてを決める
体づくりや生活改善には、多様なアプローチがあります。
けれど、私が選んだのは「急激な変化」や「制限」で痩せることではなく、
意味のある変化を、静かに生活に根づかせるという方法でした。
だから私は、方法を語らなくなりました。
なぜなら、本当に大切なのは“何をやったか”ではなく、
「なぜ、それを選んだのか?」
「その選択の震源は、どこにあったのか?」
それだけが、変化を持続させる本当のエンジンだからです。
4. 経営でも、同じことが起きている
私は行政書士・経営コンサルタントとして、創業や補助金支援の現場にも深く関わっています。
そこで見えてくるのもまた、実は同じ構造。
● 恐れからの経営
「資金繰りが怖いから、とにかく補助金を」
「設備投資しないと取り残されるかも」
「とりあえず申請できる制度があれば使いたい」
ここには、“意味”よりも“焦り”が先に立っている。
だから、制度に振り回され、戦略もブレやすく、成果も一過性になりがち。
● 愛からの経営
「自社の強みを活かして、お客様に新たな価値を届けたい」
「地域に根づいた事業を、もっと深く育てていきたい」
「この挑戦を通じて、自分たち自身の可能性を広げたい」
このような事業は、制度を“目的”にしません。
制度は“道具”として使うもの。
主役はあくまで、自分の意志と構想なのです。
5. LDAMが大切にしている「震源からの問い」
行政書士阿部総合事務所が提供しているLDAM(LinkDrive by Abe Method)という支援スタイルでは、
時代背景もあるのでしょう、こうした「震源からの問い」を扱うことも増えてきました。
なぜ、今この事業をやるのか?
その選択は、どこから湧いてきたものなのか?
これは単なる補助金対策ではなく、
”存在と経営を結びなおす「問いの再設計」”です。
6. 「愛」と「恐れ」~選択の震源を解説する
「愛からの選択」「恐れからの選択」という分類は、一見スピリチュアルな文脈に聞こえるかもしれません。
しかし本質は、人間の行動に伴う動機を分析する心理的観点です。
「愛」は、自分や他者を信頼し、成長させたいと願う前向きな力。
「恐れ」は、失敗や拘縛を避けたい、否定されたくないという防衛的な動機。
これを選択の要因に対応させてみると、同じ行動でも全く異なる動きをします。
● 恐れからの選択
「今の自分に許可が出せなかった」
「変わらないと、見放される気がした」
「何か動いていないと、安心できなかった」
否定感情を埋めるための動機。確かに効果は出るが、長く続かず、後に粗細が取れないことも多い。
● 愛からの選択
「この体に、自分をきちんと住まわせたい」
「未来の自分に、今を贈りたい」
「ただしく整っている時間を重ねたい」
自己との関係性を再構築しようとする行為。一見の変化は少しづつだが、実は極めて深く、続けることができる。
7. なぜ「震源からの選択」が経営にも有効か?
経営でも、「思いつき」と「何となくの心配」の違いで大きな分差が生まれます。
恐れから動いた方針は、外的現象に従依しやすく、早く無力化する
愛から動いた経営は、内面の義合に基づくため、協力者も現れやすい
そして、事業計画も企画書も「どうやってやるか」の前に、この質問から始まると、違う解像度の文章ができてきます。
それこそが、LDAM(LinkDrive by Abe Method)が、「選択の震源」を優先する理由なのです。
8. まとめ:愛から選んだ行動は、静かに続く
恐れから始めた選択は、いつか消耗する。
愛から始めた選択は、静かに、でも確かに続いていく。
変わるために何をやるか?よりも、
”「なぜ変わりたいのか?」”を問い直すこと。
その問いに震源があれば、
方法はいくらでも後からついてくるし、
他人と違っていても、まったく揺るがなくなります。
📩 あなたの「震源」は、どこにある?
もし今、あなたが何かに挑もうとしているなら、
「どうすればいいか」の前に、
**「なぜそうしたいのか?」**を問い直してみてください。
LDAMでは、あなたの“存在の震源”と“経営の構造”を結びなおす支援を行っています。
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行政書士阿部総合事務所/LDAM チーム