特に認知症や癌を予防する歩数については、群馬県中之条町で10数年間をかけて調査を実施され「奇跡の研究」と賞賛されているものだ。
病気予防の研究は、2000年から群馬県中之条町の65歳以上の高齢者5000人を対象として、ウォーキングと病気予防の関係性についての調査を行ったものである。
健康維持と病気予防のための具体的な歩数と中強度の活動時間は、歩数が1日平均8000歩以上で、そのうち中強度の活動時間が20分以上含まれると、多岐にわたる病気予防に効果的であることも判明。
認知症には、1日平均で5000歩以上、そのうち中強度の活動時間が7.5分以上含まれると効果的である、という数値が明確になった。
認知症予防には、一日5000歩以上
健康維持と病気予防には、一日8000歩以上
ウォーキングをしないので実感が沸かないのですが、5000歩ですと40分程度歩かないといけないそう。
高齢者の場合には、ゆっくり歩いて1時間ぐらいで5000歩といったところでしょうか。
1時間のお散歩といっても大変ですよね。
音楽を聴きながらですと比較的あっという間に過ごせるかなと思うのですが、危険が伴いますので高齢者の場合には避けたいところです。
お友達と散歩しながら過ごすのが良いかもしれませんね。
ウォーキング 歩数が増えるこんな工夫
(3/3) ウォーキング 早歩きで認知症予防に大きな効果期待 : J-CASTヘルスケア
ウォーキングは脳にもうれしい効果をもたらしてくれる。脳科学者の熊野宏昭・早稲田大学教授はサイトの中でこう指摘する。「私たちは意識せずに自動的に歩いているように思っているが、試しに100から順番に7ずつ引いてみると、単純な計算なのにできずに歩くのが遅くなる。脳の司令塔の前頭葉が周囲に注意を払っているからです。正しい歩き方かどうか気を配り、周りの世界に関心を持ちながら歩くと、運動と知覚に刺激されて前頭葉がフル回転します。だから、ウォーキングをすると元気がわいてくるのです」。