起業したら事業を創ろう
というタイトルで連続で書き進めようかと。
最初に用語の整理を。
起業と事業。
起業、は事業を始めること。
業を起こすわけですものね。
事業は?
いろいろと定義のようなものがありますが、私が創業支援業務の中で創業者の方にご説明しているのは、継続して利益を得る仕組み、といった説明をすることがあります。
継続して売上を上げる仕組み
ではなく
継続して利益を得る仕組み
です。
売上をいくら上げても、利益を生み出さな限り継続することは出来ません。
売上が月に100万円でも、売上原価が200万円では、会社のお金がなくなってしまいますでしょう。
ラーメン店の月の売上が100万円、材料費が30万円、人件費が60万円、家賃が20万円。
だとしたらどうでしょうか?
一ヶ月にマイナス10万円づつ会社のお金が減っていきます。
どうしたらプラスになるのでしょうか?
売上を上げるか、材料費を下げるか、人件費を下げるか、家賃を下げるか。
大家さんに家賃交渉をすれば可能性は無くはないですが、家賃を下げるのは難しいでしょうね。
となると、仕入先に交渉して値段を下げてもらうか、材料費がかからないようにメニューを工夫するか。
人件費を下げるのも難しい。
売上を上げるのはどうですか?
売上アップのコンサルタントなんかは、”売上アップなんて簡単だよ、教えて上げるから高額商材買ってね♡”とか言うかもしれませんが、売上アップが簡単なら皆苦労してませんよね。
ごく単純に言えば、
売上を上げるか、材料費を下げるか、人件費を下げるか、家賃を下げるかして利益を上げる仕組みのことを「事業」と言うと解りやすくありませんか?
起業したら事業を創ろう!
って、逆じゃない?!
と思う向きもあろうかと思いますが、そこはまあ。
用語の整理をしておきながらなんですが、あまり用語に厳格にはなりますまい。
気長にのんびり事業を創っていきましょう。
次回は、事業ってなに?
を書いてみますね。
解決支援コンサルタント野獣系行政書士阿部隆昭