エルダリープレスシニアライフ版2015年11月号に生前整理・遺品整理の記事が掲載されています。
生前整理にしても、遺品整理にしても、どうしても終末期を連想してしまうために高齢者にとっては耳が痛い話。
出来れば避けてとおりたいという方がほとんどでしょう。
そもそも、生前整理や遺品整理は必要なことなのでしょうか?
なぜ、生前整理や遺品整理が必要なのかということを一度考えておくと良いかもしれません。
もしもお子さん世代がこの記事を読まれたら、ぜひ親御さんの終活のスタートのキッカケになさって下さい。
生前整理の6つのメリット
1.残された人生でやりたいことが明確になる。
身の回りの物を整理・処分することで、自分の人生を振り返りながら、残された人生でやりたいことが明確になる。
2.相続関係を整理することができる。
想い出の品を整理することで、相続関係、配偶者や子供にあげたい品物もスムーズに整理でき、元気なうちに遺言や手紙などを残して伝えることができる。
3.配偶者や子供に迷惑をかける心配がなくなる。
残された配偶者や子供に自分の荷物で迷惑をかける心配がなくなり、亡くなってからの遺品整理と比べ処分費もあまりかからない。
4.子どもの負担が軽くなる。
子どもが遺品整理をする際の肉体的・精神的負担を大きく軽減できる。
5.認知症の確率が下がる。
自分の写真整理や人生を振り返ると認知症の確率が下がる。(思い出話は認知症の確率を12%下げる効果があるとイギリスのエクセター大学が研究発表)
6.安全で健康的な生活を送れる。
荷物を整理することで将来への精神的な不安が減り、また大量の荷物に囲まれた窮屈な生活ではなく、安全で健康的な生活を送れる。
以上、生前整理の6つのメリットを見てまいりました。
私のお客様でも業者に依頼して生前整理を行った方がいらっしゃいます。
ずいぶんと以前から自宅を片付けたいと思っていたのですが、高齢なので重いものを運ぶこともできず、生前整理を始めることが出来なかったと言います。
もちろん業者に依頼すると費用はかかります。
業者に頼んだことによって、部屋がスッキリ片付き、「気持ちの面でもスッキリと晴れやかになった」とおっしゃっていました。
このブログを読まれているのは、高齢者を親に持つお子さん世代も多いと思います。
自分たちも家族があり、なかなか親御さんのケアにまで手が回らないといった事情もあるでしょう。
生前整理の業者さんに依頼することで親御さんの気持ちもスッキリ整理することが出来るかもしれませんね。
行政書士阿部総合事務所
行政書士阿部隆昭