心理職の国家資格「公認心理師」 カリキュラムの検討始まる
「福祉新聞」に興味深い記事が掲載されています。
政府は2018年初回試験実施で心理系としては初めての国家資格「公認心理師」の創設を検討しているとのこと。
心理職の国家資格「公認心理師」のカリキュラムを作る厚生労働省の検討会(座長=北村聖・東京大大学院教授)が9月20日、発足した。カリキュラムのほか国家試験科目、現任者講習科目などを検討し、2017年3月末までに取りまとめる。18年中に第1回の国家試験を実施する予定だ。
第2回公認心理師カリキュラム等検討会の資料によりますと、公認心理師の受験資格は次の3つ。
公認心理師として必要な知識及び技能について、主務大臣が公認心理師試験を実施する。受験資格は、以下の者に付与する。
① 大学において主務大臣指定の心理学等に関する科目を修め、かつ、大学院において主務大臣指定の心理学等の科目を修めてその課程を修了した者等
② 大学で主務大臣指定の心理学等に関する科目を修め、卒業後一定期間の実務経験を積んだ者等
③ 主務大臣が①及び②に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者
「公認心理師養成には大学院教育が不可欠であり、資格はその水準に合わせるべきである。」といった意見も検討会に提出されています。
大学及び大学院で心理系の科目を履修した者、大学で心理系の科目を履修し実務経験を積んだ者が受験できるようです。3つめの受験資格はどうなるのでしょうね。大学で心理系の科目を履修した者以外でも受験資格が得られるのかどうか注目したいですね。
行政書士阿部総合事務所 行政書士阿部隆昭