出典:https://housefoods.jp/products/index.html
炎上リスクが高い食品会社のソーシャルメディア活用はとかく気を遣うもの。
アルバイトスタッフが冷凍冷蔵庫に入りいたずらをしたり、ファーストフード店の従業員が不適切な利用をツイッターに投稿し炎上したりと、食品会社は炎上リスクが他の業種よりも高いとされています。
単価が安く誰でも手に取りやすい商品を多く扱う食品会社は、あっという間に悪評が広まるので、ソーシャルメディアポリシーも固いものになりがちです。
バーモントカレー、フルーチェ、とんがりコーンなど定番商品連発のハウス食品のソーシャルメディアポリシーもとても勉強になりますね。
章立てもシンプル。
「公式見解」、「アカウントの種類」、「お問合わせ先」の3つ。
頭にソーシャルメディアポリシーの趣旨が長文で書かれていますね。
ハウス食品の役員および従業員(正社員、嘱託社員、パートタイマー、派遣社員など全ての従業員をいい、以下、「私たち」といいます。)は、ソーシャルメディアでのコミュニケーションにおいて、発信した情報が容易かつ瞬時に拡散すると共に、一度拡散した情報は容易には消去できないということを認識し、ソーシャルメディア公式アカウントにおいて、以下の事柄に注意して情報発信を行います。
私たちは、法令やハウス食品が定めた社内規程を厳格に遵守し、健全な社会的良識に逸脱しないよう、誠実な態度でのコミュニケーションに努めます。
私たちは、受け取る人に誤解を与えるような情報発信を行いません。
私たちは、知的財産権やプライバシーを保護することは勿論、第三者の権利を尊重し、侵害しないよう努めます。
私たちは、個人情報や社内・社外の秘密情報を公開しません。
私たちは、ソーシャルメディア公式アカウントを「ハウス食品」をより身近に感じていただき、相互理解を深めるために使用します。
情報発信の姿勢として、誠実な態度を守り、社会常識を逸脱しない、といった努力義務を従業員に課す内容となっています。
食品会社としての社会との関わりも十分に認識しながら、節度をもってソーシャルメディアを活用する姿勢が現れていますね。
同じ食品会社でも昨日ご紹介したグリコのソーシャルメディアポリシーとはちょっと違いますよね。
なんといいますか、グリコのソーシャルメディアポリシーからは、ソーシャルメディアを活用して情報発信する側の気持ちが感じられます。
親しみも感じますね。
対して、ハウス食品のソーシャルメディアポリシーは守りをガチガチに固めており、私たち消費者と良好な関係を構築しようという意思が感じることが難しい。
これからの時代、ソーシャルメディアを活用しない場合が考えられません。
グリコやハウス食品などの大企業だけではなく、中小事業者、業種業態にかかわらずソーシャルメディアを活用して顧客との関係構築を図る必要があるでしょう。
それに伴って大切になるのがソーシャルメディアポリシー
しかも、ありきたりのソーシャルメディアポリシーではなく、私の場合には『「攻める」ソーシャルメディアポリシー』を推奨しています。
攻めるソーシャルメディアポリシーとは、
社会や顧客との関わりを活き活きとした言葉で表明し、ソーシャルメディア活用を積極的にアシストするソーシャルメディアポリシー
そう定義付けています。
御社だけの『「攻める」ソーシャルメディアポリシー』にご興味がある企業様はキャンペーン中の2月末までなら無料でコンサルティングをしています。