今までは専門書として起業家の会社設立をお手伝いする立場でした。
ですが、今、私自身の別の「箱」となる組織を作ろうとしておりまして。
初めて作る会社は、株式会社が良いのか?合同会社で良いのか?
誰しもが悩まれるところだと思います。
今までは、正直、会社の「スペック」、機能の部分からクライアントに説明していた部分が大きかったように思います。
それはそれで間違いないのですが、今回自分自身で会社設立手続きを行って初めて気づいたことも多かったです。
今回作る会社の主な事業目的は、創業支援、経営コンサルティング。
一昨年の8月末に会社を退職し、現在のインキュベーション施設に入居したのが同じ年の10月1日。
行政書士としての登録はもう少し前でしたが、本格的に開業したのは10月1日だと捉えています。
もうすぐ丸二年、三年目に入ろうとしていますが、振り返ってみればセミナー講師や創業コンサルティングなど、行政書士としての業よりもそれ以外の業務に精力的に取り組んできた印象が自分でも強いです。
その過程の中で、新しく顧問として支援させていただく事業者様もいれば、去っていったお客様もいます。
行政書士以外として立ち回ることが増えた今、あえて行政書士としての看板に固執する意味はないかなと思い始めていました。
さらに、行政書士として業を行ってからずっとずっと思っていたことでしたが、行政書士としてのポジションニングを避ける意味でも別の「箱」が必要でした。
正式に組織が立ち上がった段階でその辺りは詳しく書かせていただくこととします。
最初のタイトルに戻りますと、今回は戦略的に「合同会社」という組織形態を選択しました。
理由はいくつかあるのですが、会社設立を専門業務とする私がなぜ合同会社を選択したのかをセミナーとしてお話しさせて頂こうかと考えています。
実は、途中まで株式会社で設立手続きを進めていました。
ですが、やはり合同会社を選択したのです。
幸いにも、起業家仲間のつながりで、シークレットですが、会社設立セミナーを開催させてもらうことになっております。
以前から会社設立セミナーは度々開催してきましたが、多少、会社を作る実務上の手続きにフォーカスし過ぎのきらいがありました。
今、考えているのは、”個人事業主と法人のメリットデメリットの比較”や、”株式会社と合同会社の比較”を行政書士としてではなく、組織の代表者として伝える内容です。
実際に手続きを経験してみたから分かったこともたくさんありました。
これから会社を作ろうとしている方々にはきっと有用な内容になると思います。
9月終わりから10月にかけては地方の商工団体の創業セミナーの講師業が増えますので、その後、11月初めには第一弾の会社設立セミナーを開催したいですね。
創業支援と資金調達に強い行政書士阿部隆昭