あのとき創業しなかったとしたら、自分、病んでたと思う。
創業したことを後悔するときがあると思う、きっと、どんな方でも。
”サラリーマンをやっていたほうが良かったんじゃないか”
そんなときは、創業しなかった場合のことを考えてみることが多い。
私が創業したのは、一昨年の10月1日。
行政書士としてはそれよりも少し前に登録はしたけれど、本格的に創業したのは10月1日
それより遡ること、2ヶ月前の8月末付で前職を辞めました。
100%円満退職かといえば、必ずしもそうではなく、かといってケンカして辞めたわけでもない。
しかし、止むに止まれぬ事情があって退職したのは確か。
当時、というか今から考えると退職する二年前ぐらいかな、職場に行くのがイヤで嫌で仕方なかった。
イヤ、という言葉とはまた違うニュアンスなのだけれども、職場に滞在している時間が無駄と感じていたことは間違いない。
前職の業績も下がりつつあり、それに呼応するようにして待遇面も悪くなっていた。
ありがちな話だけれど、業績が悪くなると、職場の雰囲気も悪くなるものでして。
私だけではなく、おそらく職員全員にとって居心地のよくない職場になっていました。
創業に踏み切れず、あのまま職場に残っていたらどうなっているのだろうと今でも思い返すことがあります。
創業するか、創業しないのかを理詰めで考えてしまうと、ほとんどの場合にリスクばかりが目につき創業しないという選択肢を選びがち。
資金面も準備万端、販路も抑えている、人的資源も豊富という完ぺきな創業でない限りは、不安でいっぱいの船出になるはずです。
私の場合には、前職からの人脈がゼロの状態で創業したために、お客様を創り出すことから始めました。
今も一生懸命にやってはいますが、創業当初も一生懸命やっていたことだけは自分で分かっています。
創業って本当に大変なことばかりで、自分の手に人生のハンドルを取り戻したのはいいけれど、自由が逆に不自由に感じることも多く、創業して良かったのかなあと思うこともありました。
しかし、創業しなかった場合のことを考えたとき、それはもう創業して良かったと100%の自信を持って言える。
毎日死んだ目をして仕事をしている私が目に浮かびます。
みなさんの創業はどうですか?
創業して良かったと思いますか?
創業しなければ良かったと内心思っていたりしませんか?
そんなとき、ーもしもは本来あり得ないことですがー創業しなかったとしたらどのような生活を送っていたかを具体的にイメージしてみるとよいと思いますよ。
解決支援コンサルタント行政書士阿部隆昭