「補助金はいつ貰えるのですか?」
事業者さんからよく聞かれる質問です。
収益納付の関係から補助金は「貰える」ものではないのはこれまでのエントリーでお伝えしてきたとおりです。
補助金の最大のデメリットは、「いつ」「いくら」がわからない点。
補助金の最大のデメリットは入金時期、入金額がコントロールできないこと。
補助金が採択されたことが一度でもある事業者であれば当然のことですが、これから申請する事業者にとってはピンとこないことが多いでしょう。
採択されたのだから、採択金額は満額で当然貰えるだろうし、すぐに入金されるもの。
その思いは全て間違い。
最終的に補助対象経費として認められた金額しか補助金は交付されません。
もちろん、うまく認められればそれこそ「満額」で受給することも可能です。
ですが、減額の可能性は常にあるということ。
さらに、補助事業の進捗によっては補助金入金の時期は後ろにずれ込むことは意外に普通にあります。
よくある事業者の誤解の一つですが、
資金繰り対策として補助金を使うことは出来ません。
理由は入金の時期がわからないから。
補助金申請代行に取り組む行政書士阿部総合事務所では、実はこれらの点を補助金のデメリットだとは考えていません。
補助金の性質上、当然の事実。
ですが、これらの点を曖昧にして補助金申請代行を受け付ける「プロ」が多いのも事実。
まもなく公開される平成29年度補正予算「ものづくり補助金」「小規模事業者持続化補助金」に取り組む事業者さんは気をつけてくださいね。
解決支援コンサルタント野獣系行政書士阿部隆昭