こちらは平成26年度補正予算のものづくり補助金採択者一覧です。
ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金申請を作成して頭を悩ますのは以外にも補助事業の名前。
採択された場合には公開されますし、審査員の目に止まる名称にするにはどうしたら良いのか?
考え始まるとなかなか一つに絞ることができない事業者様がとても多い。
考え方の一つのヒントとして、ぜひ皆さんに取り組んで欲しいのは公募要領の「事業目的」をよく読むこと。
平成29年度補正予算のものづくり補助金の事業目的を抜き出してみます。
「国際的な経済社会情勢の変化に対応し、足腰の強い経済を構築するため、生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための中小企業・小規模事業者の設備投資等の一部を支援します。」
事業目的の中にあるキーワードが盛り込まれている事業計画名が採択者一覧の中にあるでしょうか?
チーズケーキと地元産小豆を使った商品の新規設備投資 による生産性向上と販路拡大
3番の企業です。「生産性向上」というキーワードは補助金の事業目的のキーワードと同じ。
オリジナルウェアを多くの人へ~劇的な生産能力向上を 実現するガーメントプリンター導入
11番。生産性向上に近い、「生産能力向上」が使われています。
函館発のチーズケーキ「メルチーズ」の生産性向上と販路 拡大
24番も「生産性向上」です。
生産性向上に資するサービスを支援する、と明記しているのですから、それを受けた事業計画名とするのが王道なんですね。
補助金申請に取り組む当社の事業名をたった30文字に凝縮しなければならないのですから、そもそもものづくり補助金の制度趣旨にフィットした事業であるかどうかを事業計画の名称で明らかにしなければならないわけです。
公募要領をよく読むだけで採択にグッと近づくことができるのが補助金申請の真実です。
何も難しいことをしてくれ、と一言も言ってないのです。
解決支援コンサルタント野獣系行政書士阿部隆昭