例えば、液晶テレビを買おうと思ってカメラ量販店を見てまわっているとき。
「いらっしゃいませ、どのようなテレビをお探しでしょうか?」
よく言われますよね?
「そんなの自分で調べて探すから放っといてくれよ」
と思う人も多いでしょう。
自分もそう思います。
都内のデパートで勤務した経験もあるからわかるのですが、この「いらっしゃいませ」が売り込み文句になっているから敬遠される。
店員さん側からすると、ようこそ当店にいらっしゃいました、という気持ちがあったとしても、すでに文字列として売り込みとして認知されてしまうのです。
なので私は、いらっしゃいませ、は言いませんでした。
先輩方の手前、いらっしゃいませ、は声として発しましたが、お客さんに聞こえないようにです。
お客さんとしては、いらっしゃいませ、と言われることを期待していないんですね。
ありがとう、は違いますよ。
いらっしゃいませ、を言わなくてもクレームになることはありませんが、
ありがとうございました、を言わない場合にはクレームになります。
つまり、いらっしゃいませ、は有害、言わなくていいんです。
なにが言いたいのかというと、あなたのビジネスで「売り込み」と思われる文句を自然と吐いていませんか?、ということ。
売り込みと思われた途端、お客さんの気持ちは一瞬で購買意欲を失います。
気をつけたいですね。
解決支援コンサルタント野獣系行政書士阿部隆昭