会社員の頃はこういったことを聞かれることはなかったけれど、独立してから結構な頻度で聞かれる。
「この業務についての経験は?」
「この業務についての実績を見せてもらえますか?」
なるほどなるほど。
依頼する側としては、”この道一筋30年のベテラン”先生にお願いした方が良い結果が出そう、と考えてしまう気持ちも良く分かる。
その方がりん議も上げやすいだろう。
”ベテラン先生なので安心して予算を取りましょう”
さて、そうなると、実績がない業務は最初の一回をどうやって行えばいいのだろう。
実績をどのようにして積み上げればいいのだろう。
と考えるのは、あくまで受任者、例えば、私の側の考え方。
業務を依頼する側は、そんなこと考えることはないし、考える必要もない。
今回の記事は、業務を受ける側の記事。
なので、実際に、「実績は?」と問われたときにどう答えるか、という問題。
行政書士だけではなく、専門職やコンサルタントとして独立個人で運営している方は聞かれたことはあるでしょう。
「実績は?」と聞かれたときは、正直に答えるのが良いと思います。
別に嘘をつく必要もないし、取り繕うこともない。
そもそも、依頼者側が実績を確認するときは、判断要素が不足していることの現れ。
専門家に業務を依頼する場合には、様々な要素で比較検討されます。
代表的なのは価格。
それから、レスポンスの早さや丁寧さ。
書類の分かりやすさ。
など。
実績もそのうちの一つ。
比較しようとしているなら、それで堂々と比較されましょう。
実績を問わない依頼者さんももちろん居る。
その方からの業務を受任し、最初の実績を作りましょう。
最初の実績ができれば、2回目の実績も作りやすい。
早道ではなく、王道を。
解決支援コンサルタント野獣系行政書士阿部隆昭