ご依頼いただいた家系図作成業務に取り組んでいると、人様のご家族ながらご先祖様の大切さを思い知ります。
昔の戸籍は特別ですね。
電子化後の戸籍事項証明書は、それこそ戸籍にかかる法定の事柄が書かれているだけのものですが、手書き時代のものはそれとは全く受ける感覚が違う。
昔の人はもれなく達筆。
戸籍の記載は字の上手な人がやっていたのかなあ。
読み慣れていないと文字そのものさえ解読するのが大変。
当職は修行時代からずっと戸籍を読み続けているので、記載事項を物語のように読むことができる。
頑張ってきてよかった。
確かに、戸籍はその家系の物語。
もちろん、その人が誰でどのような人で何をしてきたかなのかは分かりません。
なのですが、死後、数十年、百年経った頃に、誰かが自分のことを気にかけている。
この事実がすごいなあと思うわけです。
もしも自分がそうなって、その感覚を何かで感じ取ることが出来るのだとしたらーそれは全くわからないけれどもー、それは嬉しいだろうなあ。
家系図作成を業務としているのに、自分自身の家系図は辿ったことはない。
このお仕事が済んだら、自分の家系図も作ってみよう。
祖父世代は戦争で亡くなっている、ぐらいしか知らないのもね。
行政書士阿部隆昭
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