上記が公募要領に記載されている「事業概要」です。
事業概要の事業は、補助金そのものの事業のこと。
ものづくり補助金は何を目的としているのでしょうか?
迂遠に思われるかもしれませんが、この理解は、採択への道のショートカット、近道になることは間違いありません。
断言します。
ものづくり補助金は”誰の”、”何を”支援すると言っているのですか?
中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作 品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援する
誰? → 革新的サービス開発・試作 品開発・生産プロセスの改善を行う中小企業・小規模事業者等
何を? → 革新的サービス開発・試作 品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等
ものづくり補助金の射程範囲がここに現れているのがわかりますか?
- 会社等が、
- サービス開発や生産プロセス改善するための
- 設備投資等
”ものづくり補助金が欲しい。”
分かります。
”国にはお金が有り余っているからもらわないと損だとコンサルタントに言われた”
そう言う人も多いらしい。
ですが。
御社で補助金を使ってでも実行しようとしている事業は、サービスを開発するのですか?、生産プロセスの改善になりますか?
ならないのであれば、ものづくり補助金の対象ではそもそもありません。
検討に際しては、もう少し深掘りする必要がありますが、考え方としては上記で正しいです。
ものづくり補助金を検討されている事業者は、まず大前提としてこの点を社内で稟議してください。共有してください。
それが最初にすべきこと。
上記が原則なのですが、新型コロナウイルス感染症対策として上方修正されている点にも今回は注意が必要です。
新型コロナウイルスの影響を乗り越えるために前向きな投資を行う事業者に対して、通常枠とは別に、補助率 を引き上げ、営業経費を補助対象とした「特別枠」を新たに設け、優先的に支援します。
ものづくり補助金のコロナ特別枠のポイントは、
- 特別枠は、通常枠に優先すること
- 補助率が引き上がること
- 営業経費が対象経費となること。
補助率もアップし、対象経費が増え、優先採択されるという超スペシャルバージョンですね。
事業再開枠も設定され、コロナ対策へのチカラ入れようが分かります。
コロナウイルスという未曾有の外部環境の変化に対応する事業者を応援すると言っているのですから、それに応える事業運営をしようではありませんか!
行政書士阿部総合事務所では、小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金を活用して業績向上策に取り組む事業者を全面的に応援します。
次回以降の更新も楽しみにしていてください。
行政書士あべせんせーチャンネルでも動画解説する予定です。
行政書士阿部総合事務所代表 行政書士阿部隆昭