ノウハウやスキルが通用しなくなり、申請件数の爆増とともに、採択されるされないが運の要素が入るようになってきた。
というのが最近の補助金雑感。
審査のポイントは、補助金の公募要領上、明らかになっているのが普通ですが、それを抑えるのは当然、というか最低ライン。
なのだけど、これで採択は審査基準どうなってるの??といった申請書も昨年のとある補助金で見たことがある。
これで採択か?
となると、もはや補助金審査、採択されないされるは運だな。
と思ったことが何度かある。
この要件を満足すれば採択される、といったものではない以上、当然、一定幅での裁量があるはず。
その点、ビザ申請などよりは、よほど実情は掴みやすい。
審査基準も公開されており、加点ポイント、減点ポイントも申請者は知ることができる。
事業再構築補助金も、かなりの曲者感があると思っていた。
鳴り物入りで新登場のエースみたいに期待感満載の事業者さんもいらっしゃり、膨大な件数を採択する予定のような記述もチラホラ。
運用素のものは、運を味方につける、といったことも言われるけれども、そもそも補助金審査に運用素ってどうなの?と。
もちろん、一定の審査基準に沿って厳格に審査しています、とはなるだろうけれども、専門職としては、少なからず感じる”運用素”の探り合いが当面続くことになるだろうなあ。
悩ましい。
行政書士阿部隆昭