補助金・助成金には申請書の提出期限がありますよね。
トラブルの多いチェックポイントですので、是非今回お伝えすることは確認してください。
補助金申請も電子化が進み、書面申請は少なくなりましたが、現実問題としてパソコンが苦手という経営者の方は結構いらっしゃいます。
そのような状況下で電子申請のみとするのは、申請する機会を失わせることにも繋がりますので、書面申請は残ると当職は考えています。
補助金申請書の提出には、締切日「必着」と締切日「消印有効」のケースがあります。
例えば、小規模事業者持続化補助金一般型の場合は、
締切当日消印有効、となっています。
それに対して、小規模事業者持続化補助金でも「低感染リスク型ビジネス枠」は、
電子申請のみ、そもそも書面申請は対象外となっています。
同じ小規模事業者持続化補助金でも、このような違いになっているのは、この「低感染リスク型」はコロナ対策のために対面接触を減らすような取り組みが対象であり、そのほとんどはインターネットツールなどを活用することとなるので、電子申請にも親和性が高いだろうと考えたためと推測できます。
つまり、この補助金に申請できるような事業者は、当然パソコン操作も得意だろう、と。
東京都創業助成金は、
締切当日必着のケースですね。
まとめますと、
小規模事業者持続化補助金一般型 締切当日消印有効
小規模事業者持続化補助金低感染リスク型 電子申請のみ
東京都創業助成 締切当日必着
当日必着のケースであれば、どんなに遅くとも二日前には発送しないと不安。
消印有効の場合は、遅くまで開いている郵便局にその日中に持ち込むという最終手段も用意されています。
今は、コロナ禍で郵便局の窓口対応時間も変化しておりますが、当職がまだ独立開業前の修行時代は、どうしても急がなかければならない郵便物の場合は、東京駅前にある「東京郵便局」の窓口に提出したことは何度もあります。
昔は、東京郵便局は24時間受付してもらえたと思いましたが、今は21時までのようです。
せっかく時間をかけて作成した補助金申請書も申請日に間に合わないで受け付けてくれないのはもったいないです。
是非、締切当日消印有効なのか必着なのかを事前に確認し、それに間に合うように前倒しでスケジューリングしましょう!
行政書士阿部隆昭