私たちは無限に広告費を投下できるわけもなく、また、限られた経営資源には最高のパフォーマンスを発揮して欲しいと考えていますよね。
「創業塾」などで講師としてお話しする際にも、必ずこの「顧客ターゲット」についても触れることになります。
「顧客ターゲット」については様々な切り口がありますが、今のコロナ禍を考えると以前よりも重要性が高まってきたといえます。
一つの視点は、コスト削減。
コロナ禍に限らず、持続的な経営を目指す以上、コスト削減はいつでも考えないといけないですよね。
コスト削減というと、オフィス賃料削減などの固定費削減が真っ先に思いつきませんか?
もちろんそれは正しいのですが、突き詰めて考えると固定費削減にも限界が来ることがあります。
「もう、うちの会社で削れるものは全部削った」
という状況です。
とはいえ、経営を持続されるには、自社の商品やサービスを常に売っていくことが必要です。
「売っていく」となれば、当然「買い手がいるわけで」
新しいお客様なら誰でもいい、となればその相手に無限に広告費を投下しないといけないですよね。
とはいえ、かけられる費用は当然限られてくるわけです。
そこで、顧客を絞り込むことで、その絞り込まれた顧客だけに宣伝すれば広告費は削減できますよね。
なので、顧客の範囲を絞りましょう。
というのが、ターゲット顧客の一つの視点です。
”それはわかるけど、ではどうやって絞れば?!”
商品を買う、サービスを利用する顧客は、男性?女性?、男女?、顧客はどこに住んでいる?、何歳ぐらいの人たち?、家族?、単身者?、世帯年収はいくらぐらい?
などなど、様々な要素で考えると、違いがあるものが見つかるはずです。
違いがあるものを見つける作業こそが、顧客層を絞り込む作業です。
もちろん、顧客ターゲットの絞り込みには様々な視点、方法があるので、先ずは今回お伝えした方法でトライしてみてください。
行政書士阿部隆昭