格闘家時代から好きでした。
時に相手に背中を向けたトリッキーなスタイルもそうですが、全体から感じる柔らかい感じ、なんというかそれは敗者になっときに見て取れる感覚。
それが良かった。
須藤元気さんの書籍です。
WORLD ORDER(ワールド・オーダー)でも有名ですね
[note]僕らが生きている世界は、釣り堀であって、海ではない。[/note]
から本編が始まるこの本。
裏表紙には
[note]最初から諦めて何もしないでいるのではなく、状況を逆手に取って、前向きでいたい。
自分の人生に意味づけをして、稼ぎの多寡や勝ち負けだけに左右されない、豊かな人生を送っていけたらと思う。
それが今の僕が考える幸せだ。[/note]
どのような本なのでしょうか。
元気さんが主張したいことは、まえがきの部分に端的に現れています。
東日本大震災にボランティアとして参加することで気付いたこと。
[tip]人が動くときには二つの理由しかない。
一つは、利益。もう一つが感動。
つまり気持ちを揺り動かされたときに、人は動き出す。[/tip]
本のタイトルとつながっていますよね。
やりたいことをすべてやる。人を動かすには気持ちを揺り動かす必要がある。
人にはもちろん自分自身も含まれる。
つまり。
何かをするには、自分の気持ちを揺り動かすことが必要。
そのためのトリガーがたくさん入っています。この本には。
ブルーオーシャンだからという理由で、競技人口の多いフリースタイルではないグレコローマンスタイルを選択した高校時代。
格闘家としてそれほど大きくない体型で、ライバルたちと対等にわたりあうための方策としてのトリッキーな戦闘スタイル。
おカタイこと抜きにしても読んでいて面白い本です。
それはたとえばこんなところに♪
[note]男子諸君は、経験あると思うが、あえて一つの教訓を言おう。酔っ払ったときにナンパをしたり、知り合いの女の子に「いまから飲まない?」っとメールをしたりしても上手くはいかない。 。。。。先週もそうだった。[/note]