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認定経営革新等支援機関(中小企業庁)

公益社団法人成年後見支援センター「ヒルフェ」成年後見基礎研修第5回は、川崎幸クリニック院長・杉山孝博先生による高齢者の病気と認知症の理解。【知れば怖くない】|行政書士阿部総合事務所

July 8, 2014
約 3 分

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日本認知症グループホーム協会の顧問もやってらっしゃるし、とにかく経験に裏打ちされたものとかいろんなものがすごい。

事情があって一番後ろの席に毎回座らせてもらっているんですが、後ろから見てると分かるんですよ。

受講者の気持ちが前に向かっているのって。

その感覚は第4回の後半講義も同じ、ベクトルが前に向いているのが明らかにわかる。





前半の2時間は、高齢者の病気について触れていく内容。後半は認知症関連。

認知症というのは、激しい物忘れが特徴的な症状。
例えが分かり易かったのですが、
「家の鍵、かけたっけ?」
とか
「ガスの元栓閉めたっけ?」
って我々でもあるじゃないですか、それが日常になっているのが認知症とのこと。

これが日常だったら、かなり辛い。


認知症の介護者は何でイライラするかというと、説明のネタ切れなんだそうです。

認知症の多くに記憶障害あるので、食べたこととか体験したことをすぐに忘れてしまう。
その対応で疲れてしまうんですね。

そんな時には、認知症の特性を利用するのがいいと。
すぐに忘れてしまうのを利用して、同じように繰り返して説明する。そうすると、説明する介護者も頭を使わなくていいので疲れない。

認知症の方になんとか理解してもらおうとして、説明の仕方を変えて繰り返し説得する、ってしてしまうと介護者が疲弊してしまう。





これも、認知症の特性を知っていれば対処が可能なこと。
知らなければ、うん、なんで言ってもわかってくれないんだろうって思うよなあ、やっぱり。

【知れば怖くない。】

認知症ではありませんが、ガンの痛みの緩和のためにモルヒネを入れていた最晩年の母親に「誰?」って言われたときは驚くというよりも怖かったですよ。
一時的な記憶障害が起きているなんて知らなかったから。

認知症の方は食べたこともすぐに忘れてしまう。
過食の時期というのを通るらしいんですね。
で、その時期は二人前を食べても太ったり体調を崩したりしないそうなんです。

あるお年寄りの方がいて、氷砂糖を何度も要求されて困っているという家族からの相談。
毎日、氷砂糖1キロ食べていたそうです。

なぜ氷砂糖を欲しがったのか?
記憶の逆行性喪失によって、記憶が昔の世界に戻ったまま。
子供の頃、家に帰ってから氷砂糖を食べるのが何よりも楽しみだったそうなんです。

もう、こうなってくると、それこそ憲法の「人間の尊厳」という話しになってくる。





【知っていれば理解できる。】

記憶が昔の世界に戻っているなんて知らなかったら、
「なんで、おじいちゃん、毎回氷砂糖なんて言うのよ、さっき夕飯たくさん食べたでしょ!」
ってイライラしてしまうかもしれない。

【理由がわかれば対策がとれる】
これって、いろんなことに共通する。

認知症の方のケアと、その介護者のケア。
両方が大事なんだと思いました。