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原発という手に負えない「化物」|行政書士阿部総合事務所

September 20, 2014
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約 7 分

 

 

 

手に負えない「化物」を恐る恐るなだめすかしてコントロールしている。
この化物はもう人類にはコントロール不可能だと、いつか誰かが判断しなければならない。

誰が?為政者?
いつ?10年後?

「化物」の背中に乗って美味しいご飯食べている人がいるから、難しいね。

 

福島原発事故の後始末に向けたロードマップを見ると、2021年から30年(~40年後)。
ということは、どう決着ついたのかは自分が生きているうちには確認出来ないということ。

 

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つまり私たちは、チビ達にマイナスの遺産を残して先に逃げ切るわけか。

「まあ、もろもろ後はよろしく」、と。

 

 

主張を崩すには、その主張を支えている根拠を一つ一つ丁寧に外していけばいい。

例えば、日本原電がいうところの原子力発電の必要性。
http://www.japc.co.jp/atom/atom_1-1.html

 

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世界のエネルギー事情

世界の一次エネルギー消費量の推移

世界のエネルギー消費量は長期的に見れば着実に増え続けています。増加率でみると、ヨーロッパ・ユーラシア、北米などは比較的低い伸びになっていますが、中国やその他のアジア諸国、中東諸国などでは、人口増加と工業化の進展などから依然として大幅な増加が続いています。今後もこれらの国々を中心として世界のエネルギー消費量は、ますます増えていくものと思われます。

 

世界の人口予測

世界の人口は増え続け、2000年には約61億人であったものが2050年には約93億人まで増えると予測されています。このうち先進国は横ばい、あるいは長期的には減少傾向を示すのに対して、アジアやアフリカなどでは1.4~2.7倍近く増加すると予測されています。
人口増加に伴い、エネルギー需要も著しく増大することが予想され世界的なエネルギー需給の逼迫が懸念されます

 

 

消費電力の増加

家庭部門用途別エネルギー消費量

エアコンなど家電製品の普及が進み、私たちの生活は益々便利に快適になってきています。これに併せて、電気の使用量は年々増加傾向にあります。

 

電源別発電電力量の実績

原子力発電は、1966年以降30年以上の実績があり、発電電力量に占める原子力の割合は、現在約3割となっています。

 

 

地球にやさしい原子力発電

各種電源別のCO2排出量

原子力発電所では、ウランを核分裂させて発生する熱エネルギーを利用して発電を行っているため、発電の過程では地球温暖化の大きな要因となっている二酸化炭素(CO2)を排出しません。加えて、原子力発電所は発電の過程で、大気汚染や酸性雨の原因となる硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)も排出しない、地球にやさしい発電方法だと言えます。

地球温暖化対策と燃料供給安定性に優れている原子力発電

エネルギー資源の調達の安定性を世界の資源埋蔵量地域の偏りや日本の燃料調達先の集中度、輸入先の政治的・経済的安定性などを考慮して定量的に評価すると、原子力(ウラン)は石炭と並んで安定的に燃料の供給ができる発電方法です。

日本の原子力発電所の運転・建設状況

1966年7月に、当社の東海発電所が日本で初めて商業用原子力発電所として営業運転を開始し、その後、各電気事業者が建設を進め、2012年4月現在では、50基(合計出力4,614.8万キロワット)の商業用原子力発電所が運転されています。

※2012年4月19日をもって、福島第1~4号機は廃止となりました。

 

日本のエネルギー事情

主要国のエネルギー輸入依存度

自国にほとんど資源を持たない日本は、エネルギー資源の多くを輸入に頼っています。
また、ヨーロッパの国々のように天然ガスパイプラインや送電線などで近隣の国とエネルギーを融通し合える状況とは大きく異なります

 

世界のエネルギー資源確認埋蔵量

現在、世界で使われているエネルギー資源の約90%は化石燃料です。 そのうち石油は、世界埋蔵量の多くが中東に集中しているため、政情などによって供給が不安定になりがちです。 更に、石油や石炭などの化石燃料を燃焼させると、二酸化炭素(CO2)や硫黄酸化物(SOx)等が発生し、地球温暖化や酸性雨の原因になると考えられています。

 

地球環境とエネルギー

温室効果のしくみ

エネルギー消費の増加は、大気汚染や酸性雨など様々な環境問題を起こしています。中でも深刻なのは、地球温暖化です。温室効果ガスは、太陽からの日射エネルギーは通しますが、地表から出る熱(赤外線)を吸収する働きがあります。

 

化石燃料等からのCO2排出量と大気中のCO2濃度の変化

二酸化炭素(CO2)の大気中の濃度は、産業革命以降、化石燃料の燃焼や熱帯雨林などの樹木の伐採など人間活動によって、急激に増え続けています。

 

 

新エネルギーの現状

新エネルギーとは、自然のプロセス由来で絶えず補給される太陽、風力、バイオマス、地熱、水力等から生成される「再生可能エネルギー」のうち、技術的には導入段階にあるものの、コストが高いため、その普及に支援を必要とするものを指します。

 

新エネルギーの評価と課題(太陽光・風力)

新エネルギーは、枯渇の恐れがなく環境にやさしい等のメリットがありますが、既存のエネルギー源に比べるとエネルギー密度が低く、安定性に欠ける等のデメリットがあります。太陽光発電や風力発電もエネルギー密度が低く、大量に発電するには広い土地が必要となるため、大電力の供給には不向きです。しかし、特定地域での利用(小規模分散型利用)は可能です。

太陽光発電・風力発電の出力変動

太陽光発電は時間と天気により、また風力発電は風の強さにより発電電力量が変動するため、バックアップ電源が必要です。

 

 

 

主張をするなら根拠が必要。

根拠と主張は「だから」でつながる。

 

こうしてみると。

世界のエネルギーは足りなくなって、おまけに人口も増え続ける。

日本の電力もますます需要が増える。

地球温暖化の原因となるCO2を排出する石油は安定性に欠ける。

原子力発電ならCO2は出さないから地球にやさしい。

また、日本は島国なので自国で電力をなんとかしなければならない。

 

だから。

 

原発が必要。

原子力発電は実績があるし、2012年現在50基が運用されている。

 

原電は7つの根拠(根拠じゃないのも混じっているけど)をあげて、原発は必要なんですよ、っていう主張を導いている。

 

 

 

 

地球温暖化という点では確かに地球にやさしい。

石油が他国の事情によって左右される不安定なエネルギーというのもそうだろう。

30年で枯渇すると僕らの子どもの頃に言われていた石油も無尽蔵ってことはさすがにないだろうから、まあいずれなくなるとして。

 

だから。

 

原発は必要

 

って、どうしてもならない。

 

自分は、ここが「だから」でつながらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

About The Author

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。