こんにちは!
週末相続トレーナーです。
週末のスキマ時間を利用して、今までの自分とこれからの自分を考えようというアクションを提案しています。
そのアクションを体現して『週末相続ノート」の作り方をKindleでリリースする予定です。
話は変わりますが、世の中でひそかにブームになっているのが「終活」
就活とか婚活とか略している言葉が世間でよく用いられておりますが、終活というのは自分の終末期を考える活動。
「4人の講師が高齢者の貧困、人生の締めくくりを自ら決める「終活」などをテーマとして講義」されるようです。
自分の受ける終末期の医療について「『(医療機関側に)お任せします』と言うのは、人生を丸投げしているともいえる」と強調。希望する医療、葬儀や埋葬の方法をエンディングノートに記す意義、相続財産の処理といった死後の対応に法的効力を持つ遺言書の役割などを解説した。
こういった市民活動は本当に大切でして、これからの自分に不安を抱いていても相談する機関や機会がないといったことが実に多い。
ハッキリとしたことだったらいいんですよ、まだ。
“”相続税が増税になるらしいけど自分は大丈夫なんだろうか””
不安のタネが明確なので、税務署に相談にいけばほとんどの疑問は氷解してしまうでしょう。
問題は、不安が漠然としていて、ふわふわした状態。
誰かに相談したいんだけど、どこに相談したらいいかも分からない、といったときに相談することが難しい。
誰に相談したらいいかも難しいのですが、何を相談したらいいのかも、また難しい。
何を相談したらいいかが分かるには、自分の中で問題がハッキリと意識される状態になっていないとダメなんです。
もしも、ふわふわした状態で専門機関に相談したときに、「もうちょっと、自分で整理してから来てください」とか、「これはこちらの部署ではなくって、◯◯だから電話番号を教えますね」といったことになりがち。
といいますか、実際にそうなっている。
こういった無料公開の市民講座はとっても有益だと思います。
自分が抱えている問題店は何なのか?、それを自分で認識するキッカケになるからです。
何を相談したらいいか?、の『何を』が浮かび上がってくるのです。
何のセミナーでもいいんですけど、「これって、自分にまるごと当てはまるな」っていうときありませんか?
セミナーを受けてなくてもいいんですよ、テレビの特集番組だって、雑誌の記事だって同じです。
””トラブルを抱えているこの人の状況って、自分と似てない?””
って思ったっていうことは、そのあたりに自分の悩みや不安のタネや、解決のためのヒントが眠っていることが多いのです。
私も個人的にセミナーを開催することがありますが、お住まいの地域の自治体で相続や終活の講座を開催していないかチェックしてみるとよいかもしれませんよ。
””いま現実に困っていないから必要ないよ””
まあまあそんなことおっしゃらずに。
そこで得られた知識が、お友達や近所の人、自分以外の誰かの不安を少しでも和らげるキッカケぐらいになるかもしれません。
知識の連鎖で誰かの不安が少しでも軽くなればそれはそれでとってもよいことだと思います。
相談を受けるのは、何も専門職であったり、行政の窓口であったり必要はありませんから。
それに、専門機関に相談に行くっていうと、ちょっとハードルが高いじゃないですか?
でもお友達で、いろんなこと知っていそうな人がいたら相談しやすいですよね。
「オレさ、最近、こんなことになっちゃっててさ」って雑談したときにですよ。
「こないださ、終活のセミナーっていうの出たんよ。大学でやっているやつね。そこでさ、病気の治療の方針っていうのも自分で決めることもできるらしいよ。その講座やっていた先生のとこ行ってみたら。」
不安になっているときって、この先の道に深い霧がかかっている状態だと思います。
その霧が晴れて、進む道がハッキリと見えたら、それは楽ですよ、気分的に。
もうちょっと歩いたら崖があって、大きな岩がある。でも、ちょっと横道にそれれば回避できるかもって、思えますでしょ。
その霧を晴らすのは、誰だっていいわけですよ。
本人にとってみたら、見通しが明るくなれば専門職であろうが、お友達だって誰だっていいんです。
だって、霧が晴れたおかげで、立ち止まっていたものが前に進めたのですから。