私の子供の頃に慣れ親しんだ街はいわゆるシャッター商店街が近くにありました。
シャッター商店街とはよく言ったもので、平日昼間、普通の商店なら営業をしている時刻でもシャッターが降りているのは見た目によくない。
シャッターのとなりで営業している店をみても、なんか一人頑張っている感があって、なんだか寂しいですね。
商店街にかぎらず、寂しそうな雰囲気の人、場所には自然と人が遠のいてしまいます。
次に引っ越した街にあった商店街はとても活気がありまして、今でも元気な商店街として時々話題にもなっています。
↑ここじゃないけど、ほんとこんな感じ。
学校帰りに通るといつも人がたくさんいて、呼び込みの大きな掛け声がこだましているような。
もう、遠すぎる昔のことだけど。
「おじさん、いつも元気やね」
なんていうと、
「カラ元気!、カラ元気!」
と。
子供の頃はただの元気なおじさんとしか思っていなかったんだけど。
今思えば、
おじさんにだって嫌になる出来事や怒り心頭になることだって、
それこそシャッターを降ろして引き篭もっていたいほど落ち込むこともある、きっと。
そうかといって、商店なんだから暗く塞ぎこんでいたらお客さんなんて来るわけもなく、だからこそのカラ元気。
でも、こっちからすれば、あの店にいけばおじさんいるし、元気だし、明るいし、なんなら買い物なんてしなくてもいいけどとりあえず「おじさん!」とだけわざわざ言いにいったり。
元気ってそもそもなんなんだろう?
もともと元気だから、元気になるのかな?
元気がないけど、頑張って元気にしているのか?
カラ元気も時には必要?いやいつも必要!
どっちなんでしょうね?
自分は”カラ元気”って必要だなあと思っています。
元気がない日だって、元気に楽しそうにしていれば周りも楽しくなる。
楽しそうな人の周りには人も集まってくる。
集まってきた楽しそうな人を見ていると、どうだろう?
結果、自分も楽しくなる!
もう全く理不尽なことが立て続けに起きてどうしようもない時だって、カラ元気出してれば楽しくなる、かもしれない。
かもしれない、だから、やっぱり楽しくならないかもしれない。
そうそう、シアワセだから笑顔になるんじゃなくって、笑顔だからシアワセになるんだって、確かそんなこと櫻井さんが言ってた。
だから、元気がない今日も、これからカラ元気だして頑張ります!
みなさんもね!