じゅうたん程度の段差でも転んでしまうほど、認知症の人はあまり足を上げないで歩きます。
骨折をしてしまったり、入院すると一気に認知症が悪化してしまうこともあるので、まずは転ばないような環境づくりに配慮したいところです。
といっても、できる事にも限度があります。
私の母も、脚の骨を折ったところから急に症状が悪化しました。
「急に」のレベルがほんとうに、昨日までそこそこ元気だったのにどうして?!というほど急なんですよね。
だから周りは本当にビックリしてしまうんです。
なるべく転ばないように家の中をフラットにするのは大切。
その一方で、同時に介護サービスについて調べておくことも欠かせません。
介護保険によって受けられるサービスには地域差がありますので、なるべく早くお住まいの地域の自治体、地域包括センターなどに相談にいってほしいと思います。
”認知症の人の介護で手一杯になってしまって、それどころではない”
後手後手になってしまうのも分かります。
でも、地域包括センターには、介護福祉士や介護支援専門員の方がいるケースが多く、さまざまな相談に乗ってくれるはず。
介護者抱えるメンタルの悩みにも強い味方になってくれることでしょう。
どうしても社会の中でも家庭の中でも孤立してしまいがちになるのが介護者の悩み。
外に出て交流を持ち、少しでもお話しをすることでストレス解消にもつながります。