おはようございます。
昨日は私が所属する東京都行政書士会の成年後見団体である(公社)成年後見支援センターヒルフェの研修に参加してきました。
テーマは任意後見契約です。
その講義の中でもたびたび触れられていたのが、エンディングノートといった終末期の意思を書き留めたノートの大切さ。
例えば、
葬儀に呼びたい人、呼びたくない人
多くのエンディングノートには葬儀やお墓などについて書く項目があると思います。
私自身にも経験はありますが、葬儀告別式のお葉書をだす場面を考えてみます。
何もない、エンディングノートなどが一切ない場面では、そもそも誰にはがきを出していいかさえわかりません。
その中でも、いろいろな関係性から住所氏名を割り出して、はがきを出すと思います。
もしも、その葉書を受け取らず、後日
なんで私を葬儀に呼んでくれなかったんだ!
と文句を言われた時にです。
もしも、エンディングノートの葬儀の欄にですね。
葬儀に呼びたくない人を書く欄があって、そこに文句を言ってきたその人の名前があったなら。
「故人の意思なので・・・」
この一言だけで済みます。
相手にとっても、故人がそう思っていたのかと、怒りの感情も急速に収まるでしょう。
エンディングノートそのものがなかったり、エンディングノートに葬儀に呼びたくない人が書いてなかったとしたら。
遺族代表としては、通知を出さなかったことについてお詫びの言葉を述べる必要があるでしょう。
悲しみにくれる中でも、そういった煩わしい対応をしなければならないのは本当に辛いものです。
故人としても家族にそんな思いをさせているのは決して本意ではないでしょう。
今回は葬儀の場面でのエンディングノートの使い方ですが、
「死人に口無し」の状態を打破する決定打としての役割もエンディングノートにはあります。
もしもあなたが、死後に伝えたいことがあるとして、それを自分だけの言葉で表現したいと思いませんか?
今の時代、高齢者の方はもちろん、中高年層や若い方でもエンディングノートを作っている時代です。
今月下旬からスタートする『週末相続ノート塾』では、自分だけのエンディングノートを私と一緒に学びながら作り上げるもの。
未だ少しだけ塾生さんの余裕があります。
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