2929で焼き肉提供…マイナンバーの提示ダメ
大阪府内の焼き肉店で今月、客のマイナンバーに、肉にちなんだ「1129(いいにく)」「2929(にくにく)」といった4桁が含まれていた場合、焼き肉4人前を無料提供するなどのサービスを始めた。
同店によると、事前に内閣官房の問い合わせ窓口に電話した際、「いいとも悪いとも言えない」という回答だったため、サービスを開始したが、10日になって「自粛してほしい」と伝えられたという。
こういったサービスは何もマイナンバーでなくてもいいような気がしましたが、考えてみるとそうではないんですね。
国民全員が持っている画一的な番号というのがポイントです。
保険証番号や年金番号などもありますが、それぞれ持っている人もいればいない人もいる。
さらに種類が違うともなると、不公平だという意見も出てきそうです。
その点、マイナンバーであれば原則国民全員が持っています。
何も不公平がありません。
しかも、付される番号は完全に乱数なので公平感もある。
考えて方は素晴らしい!、と思いますが、肝心の情報がセンシティブ過ぎるところが問題でした。
しかし、内閣官房に問い合わせたところ、グレーな回答だったので踏み切ったのでしょう。
私もマイナンバーセミナーの関係で何度か内閣官房に電話したことがあるのですが、いずれも歯切れの悪いものでした。
担当者が回答に不熱心というのではなく、適切な回答が整っていないという印象です。
これかもマイナンバーを利用したこういったサービスは登場してくる可能性もありますが、様々な情報と紐付けが予定されている重要な情報なので軽々しい提供は止めておいたほうがいいですね。