先日、遺言書の講座開催でお世話になった六本木ヒルズ近くのお寺さんは日蓮宗。
◯◯様とお呼びしていたのですが、他のイベント等でお会いした他の方は別の呼称を使っていました。
キリスト教だと、カトリックとプロテスタントとで、「牧師さん」や「神父さま」とか使い分けますよね。
ずっとずっと気にはなっていたのですが、仏教にもそういった括りがありそうです。
なるほど!と思ったのがこちらのサイト
勉強になります。
②「上人」(しょうにん)
この呼び方は、日蓮宗や浄土宗・浄土真宗で用いられます。
ただし、宗祖の「日蓮聖人」や「法然聖人」・「親鸞聖人」などは、「聖人」の字を使います。
日蓮宗では、「日蓮聖人」のみ「聖人」の字を用い、その他のお坊さんに対しては、たとえ日像上人(京都に日蓮宗を弘められた高僧)のような方に対しても、「上人」を用います。
今回の場合は、日蓮宗のお寺なので、「上人」と呼ぶのが正解だったようです。
「上人」は、”じょうにん”ではなく、”しょうにん”と濁らず発音するのだそう。
日蓮宗・浄土宗・浄土真宗→「上人」(しょうにん)
なんとなく、お寺さんですから、「和尚様」と呼びたくなるところですが、これも実は!
③「和尚」
この呼び方は、曹洞宗・臨済宗・浄土宗・天台宗・真言宗で用いられます。
ただし、読み方が宗派によって異なります。曹洞宗・臨済宗・浄土宗は「おしょう」と呼び、天台宗では「かしょう」、真言宗では「わじょう」と呼ばれます。
曹洞宗・臨済宗・浄土宗→和尚(おしょう)
天台宗→和尚(かしょう)
真言宗→和尚(わじょう)
なるほどなるほど!
全然知りませんでした。
もう、こうなったら気になるのは、トンチで数々の偉業?を成し遂げてきた「一休さん」は?
一休さん(いっきゅうさん)は、室町時代の臨済宗の僧一休宗純の愛称。
一休さんは、臨済宗なんだそうです。
ということは、つまり「和尚」、読み方も”おしょう”さんってことですね。
お坊さんの正しい呼び方、参考になりましたでしょうか?
行政書士阿部総合事務所
行政書士阿部隆昭