消費者庁が昨年2015年11月18日発表した資料によると、
65 歳以上の高齢者が不注意や暖房器具等の誤使用によりやけどを負 ったという事故情報が 338 件1寄せられており、死亡に至った事例もあります(平成 21 年9月1日から平成 27 年9月末日までの登録分)。
事故が多発する冬に向けて、特に高齢者に多い
以下の事故を防ぐための注意点をお知らせします。
(1)低温やけど
(2)着衣着火
(3)ストーブの上に置いたやかん等の熱湯を浴びる事故
(4)入浴に際しての事故
高齢者が低温やけどを負ったという事故情報は 119 件
原因製品は、
カイロ(28 件)
湯たんぽ(19 件)
ストーブ類(18 件)
電気毛布、あんか(12 件)
低温なので被害の程度は軽いのかなと思ったのですが、長時間熱が及んでいるため深いやけどになっている場合もあるとこのと。
また、高齢者は、肌の感覚が鈍くなっているので、熱に接する時間が長くなり重症化してしまうそうです。
日本カイロ工業会「低温やけどにご注意ください」
カイロによる低温やけどを防ぐには?
カイロを直接肌にあてない。
カイロのあたっている場所を圧迫しない。
一ヵ所に長時間カイロを当てない。
熱いと感じたときはすぐにカイロをはずす。
就寝時には使用しない。
使用部位、目的が特定されているものはそれを守る。
貼るカイロを直接肌に貼ることはありませんが、一ヶ所に貼りっぱなしにしたり、寒い夜には眠るときにも貼ることもありました。
朝、貼るカイロを貼ってから仕事に出たりすると、途中でカイロを外したり、貼る場所を移動したりも難しいですよね。
そういったときも低温やけどの危険にさらされていたのかもしれません。
肌の感覚が鈍っているために低温やけどに気づきにくいのが高齢者。
高齢者と暮らしている方や、ご近所に高齢者がいる方は、
低温やけどが増えているみたいけど、あなたは大丈夫?
って声を掛けてくださいね。
小さいことですが、これも立派な地域ささえあい活動
何も大きなイベントを開催したり、時間を使って高齢者に楽しんでもらうだけが地域ささえあい活動ではありません。
自分ができることをやるだけでいいと思いますよ。
私は今日、高齢者の集まる施設でこの情報をお知らせしてきますね。