どの時計をすれば商品が売れるのか?
昔、FPの仲間と話したことがあります。
売りたい商品は生命保険です。
私以外は、ファイナンシャルプランナーとして、保険募集人として実際に日々保険を売っている方々。
ワイシャツの袖からそっとのぞいた時計が、どれだったら保険が売れるのだろう。
そういう趣旨です。
ちょっとした雑談ですよ。あくまで。
A ロレックスのデイトナ
B カルティエのパシャ
C カシオのG-SHOCK
D 国産でシルバーのケースに革バンドのアナログ時計
時計好きな方ならパッとイメージがわくと思いますが、そうではない方のためにリンクを貼っておきますね。
どうでしょうか?
なんとなく話しの結論が見えてきたのかと思います。
まあまあ、この中ではDだろうという結論になりました。
Aは、なんとなくギラついた印象
Bは、ちょっとスポーティー
Cは、保険営業のビジネスシーンではちょっとあり得ない
Dは、主張しすぎず次第点
だからDかな。
という結論になりました。
しかし、これで終わりじゃないのですね。
話し合った仲間はみんなFPです。
生命保険などの保険商品を売り物にしています。
企業にお勤めの方もいらしたし、個人事業主として保険を売っている人もいます。
ここで書いたABCDは全て実在の保険営業マンで、しかも仕事の現場でお会いした方。
ということはですね。
仕事上、Dを付けたほうが良いのは皆知っているにもかかわらず、自分の好みであるABCを優先してしまうということ。
本気で商品を売りたいのであればD一択なのですが、
ロレックスや、カルティエ、G-SHOCKがワイシャツの袖から覗いている状態では「仕事に対する姿勢が未だまだ本気じゃない」
と言われても仕方ないな、という結論になりました。
この場合は生命保険を売るということがミッションですが、ビジネスマンであれば何らかの売りたい商品、売らなければならない商品があるはず。
時計ひとつで売上げが上がるかもしれないのに、それをしているでしょうか?
細かいことですが、お客様は見ていないようで見ているもの。
そして、自分の判断基準とは合わない何かがあったとき、それを指摘することなく、そっと目の前から去っていきます。
時計の話をしましたが、もっともっと見られているのが外見、身なりですよね。
私たちが逆の立場だったら、売り手の身なりはなんとなく目に入りますし、無意識でもいくつかの判断をしているはず。
靴がきたない
パンツにプレスがない
清潔感がない
↓
この人ダメかも。。。
といっても、身なりを調えるのって意外に難しいし、実際のところどこから手を付けていいかも分かりません。
もっと簡単に。
例えばですが、ワイシャツやネクタイの色を変える。
それだけで、ビジネスシーンの主導権をこっそりと握ることが出来たらいいですよね。
ということで大切な商談がある本日は、青系のワイシャツを着用しました。
しっかりとした仕事をする自信は常にありますが、それ更に信頼づける色