民泊サービスは儲かるのか?
民泊サービスを始めるにはどうしたらよいのか?
この二点に絞って許認可の専門家である行政書士阿部隆昭が超簡単に説明する連続WEB講座を開講します。
この【超簡単民泊サービスの始め方】は、【超簡単家族信託連続WEB講座】、【超簡単家系図無料作成講座】に続く【超簡単】シリーズの第三弾です。
初回の今日は、民泊サービスの情報の基本的な集め方を専門職の立場から書きます。
一見、難しい言葉が登場するかも知れませんが、民泊サービス関連について難しい法律知識を皆さんは覚える必要はありません。
先日、ある業者が主催した民泊関連のイベントが大盛況だったという報道がありました。
”空き部屋を数日貸しただけでお金が貰えるならこれはいい!!”
”遊んでいるマンションンの一室や誰も使っていない戸建て住宅を保有している方にとっては副収入を手に入れるチャンス!”
”福利厚生で購入した誰も利用していない別荘を民泊サービスとして活用しよう”
といったように、新しい制度を前にしてワクワクしている方がたくさんいらっしゃるようです。こういった時期は誤った情報がリリースされがちですので注意しなければなりません。
民泊サービスは、有料で反復継続して物件を賃貸する以上、「事業」として捉えて下さい。
事業である以上、大きな失敗は許されません。安易に飛びついたりせず情報をよくよく確認することが大切。
民泊サービスを始めようという方には副収入のチャンスではありますが、旅館業という業法上の許可を取得して営業している旅館からしたら大切なお客さんを取られかねない大ピンチなのです。
チャンスとピンチが同居しているということは、要するに利害が対立している状況です。
どちらが有利に展開するかは、国の制度設計に大きく影響されるところ。だから民泊サービスのことを調べるには厚生労働省の一次情報で確認しましょう。
厚生労働省では2015年11月から「民泊サービス」のあり方に関する検討会を開催し繰り返し専門家が協議をしています。
例えば、厚生労働省が公表している民泊サービスの検討課題を確認してみましょう。
「民泊サービス」のあり方について(中間整理)についてに掲載されているPDFファイルです。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000117086.pdf
ここでは、「民泊サービス」の定義や、民泊サービスの現状と早急に取り組むべき課題が分かりやすく整理されています。
ただ、これから民泊サービスを始めようと思い立った一般の方にとっては旅館業法の規制のあり方や、民泊サービス仲介業者の位置づけなどは分かりくいですよね。
なので、民泊サービスを始める方にとって疑問になる点や不安に思うことを一つ一つ一緒に解決していきましょう。
民泊サービスという事業を成功してそれに見合った収益を挙げることが出来るようになるのがこの【超簡単民泊サービスの始め方】の目標です。
最後に大切なことを言って第一回の【超簡単民泊サービスの始め方】を終わりにします。
こういった許認可がらみを調べる時に、”書店にいって本を買ったり”、”インターネットで調べたり”といったことはしないでくださいね。何故かと言うと、情報が古くて誤っている可能性があるから。
もちろん、その分野に精通していて、どの情報が古く、どの情報が正しいのかを判断できればいいですよね。
でも普通はそんなことわからないですよね。むしろ、分からないから調べまくっているわけでして。
情報のリリース元であれば情報が古く誤っている可能性が極端に少ない。といっても最新情報があるにもかかわらず古い情報をアクセスしてしまう可能性もありますのでそこだけは注意してくださいね。
行政書士阿部総合事務所
行政書士阿部隆昭